2回目の訪店
シラフで彼女と話をして
このタイミングで既に
だいぶ打ち解けたと思う
でも私自身
PPのタレントへの懐疑心があって
この時はまだ至極冷静だった
と言うのも
当時私はPPと言う場所を
人生で初めて知って1年目
「タレント」なんて
数ヶ月前まで知らなかったし
実は別な店でタレントを知って
のめり込んだ挙句に
大金を投入したものの
何もなく…
ただただ搾取されて
そのタレントは帰国して
2週間後にはLINEをブロックされるという…
そんな苦々しいトラウマから
冷静でいたのかも知れないね
きっと彼女もあの時のタレントと同じだ
そんな風にしか思えなかった
しかし
彼女に会いにお店へ行くと
話しているととても落ち着く雰囲気
でもカラオケ等で盛り上がる時は
思いっきり弾ける
そんなメリハリのある時間が
とても心地良くて
気が付けば連日連夜にわたり
通い詰めていた
私はとっても惚れやすい
これは若い時から何にも変わってない
だからこれだけ毎日のように会っていると
彼女に惹かれて行くのには
さほど時間は掛からなかった
彼女にしたって
それだけ毎日通ってくれる上客だろうから
私に惚れたと取り繕うのは簡単だったろうね
この駆け引きが
PPで遊ぶ醍醐味なのかな？
私の中では
惚れやすい性格の私は
彼女より先にJokerのカード引く
惚れたもんの負け
リアルな恋愛においても
同じだけどね
こちらは徐々に本気になって行くんだけど
彼女は私をお客としか見ない
想いがつのれば、つのるほど
自身は疑心暗鬼に陥るわけで…
こんな事を言っておいて何だけど
あと私に残された武器は
「お金」
でしかない
仕方ない
こればっかりは現実だから
「お金だけじゃない！」
なんてのは綺麗事だよね
しょうがないよ
こんなオッさんが
20代の女の子の気を引こうと思ったら
それしかないもん
それで掴んでおいて
いつか想いが伝わればいいな
そう思って
連日連夜お店へ通い
今日も大金を落とす！
そしていよいよ
タレント遊びの醍醐味である
DOHANへと続きます
