シャルル・ルルー | カボチャ大王 rock'n'

分列式行進曲 / シャルル・ルルー

 

 

 

 

最近、またなにかと騒がしい東京オリンピックの問題。

先日もまた、競技施設である「有明アリ―ナ」

「オリンピックアクアティクスセンター」「海の森水上競技場」を巡って

余りにもコストがかかり過ぎているとして、

都政改革本部の調査チームが施設整備費の抜本的な見直しを始めました。

利権が深く絡んだ都や組織委員会等の

オリンピック関連の組織が巻き起こす

新国立競技場をはじめとする数々の疑惑……。

先達はどのような気持ちでこの混乱を眺めているのでしょう。

 

 

 

今回と次回は、その東京オリンピックのメイン会場となる

国立競技場に焦点を当てて、競技場にまつわる過去の大イベントを通して、

利権など思いもよらなかった頃の

ひたむきな時代の空気を感じていただきたく、

その歴史の一場面を見ていただこうと思います。

 

 

現在新国立競技場が建設される場所には、

かつて明治神宮外苑競技場がありました。

外苑競技場は大正13年に建設され

昭和33年まで使用されたのち、

翌昭和34年に国立競技場として生まれ変わり、

昭和39年、東京オリンピックのメインスタジアムとして使われました。

 

 

 

今回は、戦争中の明治神宮外苑競技場の映像です。

太平洋戦争が激化していった昭和18年、

在学徴集延期臨時特例によって徴兵猶予が取り消された

(戦争に行かなくていいという特例を取り消された)

旧制大学・高等学校の生徒らの学徒入隊の壮行会が全国各地で

行なわれました。そしてその皮切りが、

昭和18年10月21日の東京の明治神宮外苑競技場での

出陣学徒壮行会でした。

 

 

雨の降りしきる中、出陣する学徒25,000人の行進を

見送る女子生徒ほか50,000人は、ずぶ濡れになりながら見守りました。

雨の中をあえて上着を脱いでブラウス姿になった女子生徒も数多く見られます。

暗い空・降りしきる雨とぬかるんだグラウンドは、

勝ち目のない消耗戦に突入していく

当時の日本を象徴しているようでもあります。

 

 

この壮行会の模様はNHKラジオで中継されました。

また日本ニュース第177号に編集され、

文部省映画にも制作されて

全国に知られるようになりました。

 

 

この行進で演奏されている曲『分列式行進曲』(呼び名多数あり)は、

軍楽隊を指導するために来日したフランスの音楽家シャルル・ルルーが

明治18年に作ったピアノ曲を行進曲に編曲したもので、

当日は陸軍戸山学校軍楽隊によって演奏されました。

 

 

 

動画は日本ニュース第177号から

ダイジェストの映像で。

 

参照例URL↓

https://youtu.be/cGDN8LBawoM

 

 

 

 

 

 

ペタしてね