John Lasseter,Joe Ranft (2) | カボチャ大王 rock'n'

Cars / John Lasseter,Joe Ranft (2)






イタチ 「前回に引き続きCars 、その2回目です」

モモンガ 「いちおうあらすじです。
レースカーのライトニング・マックィーンは、新人ながら
ピストンカップレースの優勝候補だった。
三台同着で優勝決定戦が行われることになったが、
その会場への移動中、トレーラーから落ちて見知らぬ土地で迷子になる。
そこは、旧国道66号線沿いの無名の田舎町・
ラジエーター・スプリングスだった。
マックィーンは道路を荒らしたかどで補修を命じられて滞在を余儀なく
されるのだが、ここで過ごすうちに彼の心の中で少しずつ変化が生まれていく……」

イ「そしてマックィーンは、とうとうドク・ハドソンの正体を知るんだな。
ドクはピストンカップ優勝の往年の名車、ハドソン・ホーネットだった。
彼に仕込まれたドリフトコーナリングが、
やがて役に立つ日がやってくる」



ア「国道ルート66は、半世紀前まではアメリカ大陸を縦断するアメリカの大動脈だった。
ところが高速輸送の主役は飛行機に移り、近くをフリーウェイが通ったことで、
ルート66は一気にその存在価値を失ってしまった。
そしてラジエーター・スプリングスも、
完全に忘れ去られた町となってしまっていたんだな」

イ「ルート66というのは、アメリカ人の原風景みたいなものだろう。
60年代までの『古き良きアメリカ』のひとつの象徴なんだろうと思う。
そして66号沿いのこの町で暮らしているクルマたちもまた、
年代は違っていてもOldies But Goodies の象徴のような存在になってる」


ア「この作品には、Toy Story と同じ空気が流れてるよね。
脚本のジョー・ランフトは、おそらくこのような温かかった時代を
描きたかったんじゃなかったのか」

モ 「この町で暮らすクルマたちのキャラクターがいいんだね。
人なつっこいトラックのメーター。ピストンカップ優勝という栄光の過去を
ひた隠しにする厳格な老紳士と言った風情のドク・ハドソン。
ヒッピー然としたワーゲン・バスのフィルモア。
ラモーンとフローの夫婦は50年代を代表するような
ロングデッキ+テールフィンのスタイル。
サージは元軍人のウィリス・ジープ。
タイヤ店を経営するフェラーリ命の
ルイジとフォークリフトのグイド。
そして西海岸で弁護士をしていたという
エスタブリッシュメント然としたポルシェのサリーなど……
フリーウェイを飛ばすことが人生じゃないよ、というクルマたちが
ゆったり暮らす町、それがラジエーター・スプリングスだった」



イ「ピストンカップというカーレースとその対極にあるスプリングスの町の暮らし。
現代の象徴のようなライトニング・マックィーンが、その対極の生き方を選択した
スプリングスのクルマたちの生き様に惹かれていく姿が印象的だ」

ア「それが再レースのゴール直前で、優勝を棒に振ってまで傷ついたキングを
助けにいくマックィーンの行為につながっていく……」

モ「後半、高台からの遠望のシーンがあるんだけど、
まるで夢の中の風景のような色使いとソフトなトーンになっていて、
こういう世界に戻れたらいいのにね、という願望が込められているようにも見えた」

ア「Toy Story にも言えるけど、やっぱり寂しい喪失感が底の方にあるような気がする。
もうあの頃には絶対に戻れないんだと言う……」

イ 「ワシは、それでもなお『いつかこういうアメリカに戻れるといいね』という、
とくに若年層に向けてのメッセージのようにも感じるけどな」

モ 「脚本を書いたジョー・ランフトは、2005年8月、
この映画の製作中に自動車事故で他界しているんだね」

ア「しかし彼の想いは、作品の中で生き続けてる……」



イ「この映画にはけっこう多くの曲が使われているんだけど、
今回の動画は、エンドロールで流れる
ブラッド・ペイズリーのFind Yourself」

モ 「それにもうひとつ、マックィーンとドクが
レースをするシーンもどうぞ」



参照例URL↓
Find Yourself / Brad Paisley
http://youtu.be/kBWPQNa_jOY

Race Against Lightning
http://youtu.be/94-uRG1Cp-A




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