斎藤高順 | カボチャ大王のブログ
東京物語 OST / 斎藤高順



今回は、今日が誕生日で命日という

小津安二郎の代表作東京物語


とくに小津の大ファンということではないけれど、

『東京物語』浮草大映 1959だけは

ワシの中では別格扱いになっております。


小津安二郎と言えば、知る人ぞ知る、

日本を代表する映画監督のひとり。


ミリ単位の鉄壁の構図、ローアングル、話し手のカメラ目線、

普通ではありえない独特の「間」や

感情の抜け落ちたような台詞まわしを含めた

俳優が演技することを認めない演出など、

ほかの監督とは明らかに一線を画する存在です。

「映画はイリュージョンだ」と言ってはばからなかった小津。

完璧な計算に構築された、想としての家族や日々の営み

いかにもありがちな人物設定や平凡なストーリーに安心していると、

実は「現実にはあり得ない」小津ワールドに

知らない間に引きずり込まれているという寸法です。

小津監督や東京物語については、優れた評論・レビューが山ほどあるので、

興味のある方はぜひそちらも


尾道に住む老夫婦が、ちの誘いを受けて上京

かしいざ子供たちの家を訪ねてみると


笠智衆や東山千恵子、村總村伸郎、英治郎

当時としてもかなり豪華なキャスティングです。

しかし、小津の攻撃にさらされながら

まともに演技らしい演技をしているのは杉村春子ひとり。


この映画の真の主役は、実は長女『志げ』(杉村春子)であり、

長女『志げ』の対比として浮かび上がる

次男の未亡人『紀子』(原節子)の存在こそが、

小津自身の『家族』意識の投影でもあるし、

この映画のフォーカスのものすよね。


れにしても小津作品の作品を見るにつけ、

小津イリュージョンの紡ぎ手としての

原節子の現実を超越したかのような存在感はすごい。


そうそう、曲だった。(笑)

今回はこの映画のテーマ曲。

斎藤高順が書き下ろしたこの愁いを含んだ繊細な旋律は、

『東京物語』をさらに完璧なイリュージョン

昇華させるのに成功していて、

この名作にふさわしい名曲ですよね


参照例URL↓

http://youtu.be/LjDWc-lQYnM


http://youtu.be/ih7usk8w2NY


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