いつも「え?…」な内容なのは、重々自覚しております。
そう言いながら、今回も「やってしまいました」感100%でございます。
いよいよロンドン・オリンピックが始まりますね。
ところで、48年も前に、
日本でオリンピックが開催されたのはご存知 ?
今回は、第18回オリンピック東京大会の開会行進曲。
この1964年の第18回オリンピック東京大会は、
もちろん日本で初めて開催された大会で
アジアで開催されるのも初めてでした。
当時の日本にとってオリンピックの開催は、
東名・名神高速道路の全線開通、
東海道新幹線の開業とならんで、
『国家的事業』の最大の柱として、
国家の威信を掛けたプロジェクトでした。
同時にこのオリンピックの開催は、多くの国民にとって
敗戦の痛手から完全に立ち直って、
ふたたび世界の一線に並ぶまで復活したことを
強く実感させるものでした。
1964年10月10日の開会式は、そのような
感動と感慨の頂点とも言えるイベントだったのです。
その入場行進で流されたこの曲は、
古関裕而の作曲になる
ドラマティックで気品と力強さに溢れた名曲です。
この曲は、非常に複雑で変化に富んだ構成になっていますが、
大きく分けてA,B二つのパートから成り立っていて、
A 1→A2→ B1(弱)→ B2(強)→A 1→A2という構成になっています。
個人的には、メインテーマのAパートよりも、
Bパートのメロ、特にB2(強)のパートに惹かれるのよね。
(ワシは変態か?…)
昭和三十年代は、日本という国自体が、また国民一人一人が
社会に対してまだ強力なモチベーションを持ち得た時代でした。
オリンピック東京大会は、そんな上昇エネルギーの頂点だった
と言えるかもしれません。
日本にふたたびパワーを。
がんばれ。がんばろう、NIPPON。
取り上げた動画は、ふたつ。
●ひとつめは、ノーマルの通し演奏の動画です。(1)
先ほどの説明で言うB(弱) は 2:40~ B(強)は 4:14~になります。
●二つめは、市川崑監督の記録映画『東京オリンピック』の映像です。(2)
若干大仰な実況中継は、NHKラジオの鈴木文弥アナ。
途中、唐突にタイケの行進曲になるのはどうも納得できませんが…。
このような古色蒼然とした入場行進は、今は行われていません。
半世紀の間に、社会も変わり、人間も変わったということなのでしょう。
この二曲を聴き比べると、かなり印象が違いますね
やはり(2)の実際の入場行進は、
会場の興奮と高揚感がハンパないですね。
実況中継が多少うるさい感じがしますが。
この演奏にみなぎるこの時代の高揚感を、
感じ取っていただければと思います。
参照例URL↓
(1)東京オリンピック ファンファーレ&マーチ
(2)映画「東京オリンピック」開会式入場行進
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