Julie London | カボチャ大王 rock'n'

  The End Of The World / Julie London


 ほんとに趣味がバラバラで申し訳ない。

 地味です。50年前の曲です。興味のない方は飛ばしてください。



The End Of The World は、

1962年のカントリー歌手のスキーター・デイビスの大ヒット曲。


実はこの三年前、映画On The Beach「渚にて」が、

ヒットしていました。この映画は、第三次世界大戦の結果、

北半球が全滅するという、シリアスな設定の話。

しかしこの当時は、東西冷戦の一番深刻な時代で、

このようなことがいつ起ってもおかしくないような空気だったのです。


この歌自体は純粋なラブソングなのですが、明らかにこの「渚にて」

にインスパイアされてできたのだろうと思わせる曲調と歌詞で

寂しくやるせない雰囲気が、暗いテーマを背負ったこの映画と

とてもよくマッチしていて、映画のタイトルソングだと言われても

違和感がないほどです。

実際、この曲がリリースされた年にキューバ危機が起ります。

ただ、このスキーター・デイビスのオリジナルは、

どうもあっけらかんとしてて、あまり情感を感じません。

そこで、ほかのシンガーのカバーと比較してみました。


まずは、ジャズ・シンガーの

ジュリー・ロンドンのバージョン。(01)

彼女はまた別の機会に取り上げたいと思っていますが、

とにかく雰囲気が、独特の蔭があってけだるい。

スモーキー・ヴォイスと呼ばれた、ハスキーな声と

クールで斜に構えたような歌い方が

ジャジーなバックとよく合っています。

やっぱり、これが個人的にはベスト・フィットか…。


次は、一番この曲らしい哀感が出ていると思った、

スコットランドのシンガー、スーザン・ボイルのバージョン。(02)

彼女が2009年に受けたオーディション番組の模様が

ネットで配信されたことで、一躍世界の有名人となったのは

記憶に新しいですね。


最後にスキーター・デイビスのオリジナル。(03)

これはこれで、この当時のアメリカン・ポップスの雰囲気がバリバリで、

なかなかいいんですけどね。


そのほかにも、ブレンダ・リーやカレン・カーペンターもカバーしてます。

いろんな人のカバーを聴いて思うのは、同じ曲でも

その人なりの個性が出ていてかなり印象が違うな、ということ。

違う言い方をすれば、歌にはその歌い手の人生観や価値観、

歩んできた人生、そして音楽に向き合う姿勢までが、

残酷なまでに正直に表われてしまっているということなのでしょう。


個人的には、ジュリー・ロンドンもスーザン・ボイルも

甲乙付けがたし。というか、同じ土俵で勝負してない、

比較することに意味がない、というところですか。


参照例URL↓

(01)ジュリー・ロンドン

http://youtu.be/tdpcv8XGcnc


(02)スーザン・ボイル

http://youtu.be/c5I6BdWTGIs


(03)スキーター・デイビス

 http://youtu.be/NZ5WeXtOacU


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