Crucifire / Dawn Of Silence
今回は、スウェーデンのヘヴィー/メロディック・メタル
ドーン・オブ・サイレンス。
2000年に結成され、
5枚のデモ盤をリリースしたのち
2006年にファースト・アルバム
Moment Of Weakness を、
そして2010年には、セカンド・アルバム
Wicked Saint Or Righteous Sinner を
リリースしています。
これはなんともストレート。
四人編成で、ギターのひとりパトリック・ヨハンソンが
ボーカルもとります。
パワフルでメロディアスな骨組みを持ちながら、
聴きやすく入りやすい、ソツのない音になっています。
メロディック・メタルの標準的なスタイルは、
音としてはエドガイに近いとも言えるし、
曲によってはアイアン・メイデンを彷彿とさせるものもあり。
そうかと思うと、かすかにジューダスぽいリフも登場したりと、
要するに、メタル本流のごった煮のようなイメージです。
昨今のNWOTHM(旧ヘヴィメタルへの原点回帰)の影響
もあるのかもしれないけど逆に言えば無個性か。
ファースト・アルバムMoment Of Weakness では
かなりツイン・リードが初期アイアン・メイデン
を匂わせていたのが、セカンド・アルバムでは、
かなり緩和されています。
ボーカルのパトリック・ヨハンソンの
歌唱スタイルや声は、やはりトビアス・サメットか
ブルース・ディッキンソンか、という感じ。
こうなると、似過ぎているとかという
指摘もあまり意味を持たなくなってきて…。
オーソドックスなメタルにありがちな、
「メタル」らしいメタルを演ることで
そこで完結してしまっているのではないか、
個性とか音の新規性とかには、もしかすると
あまり興味がないのかとも思ったり。
しかし、NWOTHMのように
自らそういう既存のスタイルに甘んじることを
覚悟の上で、その上で楽しんでいるのなら
それはそれでひとつの在り方だし……。
ただこのスタイルで押すにしろ、もう少し
アクの強さやひねりがほしい気がします。
今回は2曲。
Crucifire
アルバムのなかでは、比較的重さがあって
「今風」のタッチが出ている曲。
これで例えばプログレっぽい味が加われば
もっとおもしろい音になるんじゃないかと。
Shadow Of Guilt
アイアン・メイデンと
エドガイとジューダスを足したような。
ここから先に進んでほしい。
ギターソロがちょっと残念か…。
参照例URL↓
Crucifire
Shadow Of Guilt
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- ウィキッド・セイント・オア・ライチャス・シナー/ドーン・オヴ・サイレンス
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