真の自由とは | カボチャ大王のブログ

Born To Be Wild / Steppenwolf






今回は、ちょっと趣向を変えて映画の紹介も兼ねて。

先日、とある番組でSuper Flyを観ていたら、

急にこの映画がまた観たくなって…。

Easy Rider (1969年公開)

アメリカン・ニュー・シネマの代表作としてあまりに有名なこの作品。

というより、このBorn To Be Wildの曲の方がポピュラーかも。



L.Aに住むふたりのヒッピー、ビリー(デニス・ホッパー)
キャプテン・アメリカことワイアット(ピーター・フォンダ)が、
麻薬の仲買で大金を手に入れて、

チョッパーでドライブしながら、有名な謝肉祭を観るために

南部ニューオリンズを目指すというロード・ムービー。


もうこのルートそのものが、この映画のポイントでもあって、

L.A=ヒッピー文化の中心地=解放されたアメリカ、

そしてニューオリンズ=南部の中心地=閉じたアメリカという図式を

端的に表わそうとしています。


途中から登場する酒びたりの弁護士ジョージ・ハンセン役の
ジャック・ニコルスンの存在感も光ってます。もうすでに大器の片鱗が。
あと、旅の途中で出会うヒッピーやコミューンの姿は、
演技なのかドキュメンタリーなのか……とにかくリアル。



この映画のテーマは、暗く、重い。

南部に近づくに従って、主人公のワイアットはほとんど会話をしなくなり、

遠くを見つめるような視線は、自分たちの暗い未来を

予見しているかのようでもあります。



ハンセンの問いかけは、アメリカが本質的に抱えていた
自由と言う名の影に隠れる支配と抑圧の構図に切り込んでいます。
ドラッグ漬けの彼らは決して容認できませんが、
この映画が提起する問題はとても深くてデリケートです。

映画終盤、主人公ワイアットは、浮かれるビリーにこう言います。

「俺たちはもうおしまいだ」

この言葉があの衝撃のラストシーンに繋がっていくのですが……。


この映画のもう一つの魅力は、挿入曲の質と量の素晴らしさ。
ステッペン・ウルフはもちろんのこと、ザ・バーズやロジャー・マッギン、
ジミヘンやザ・バンド、etc …に至るまで、そうそうたる当時の
アメリカのロック、フォークロックシーンを代表するミュージャンの

曲を揃えているだけでなく、それぞれのシーンのイメージに

即した曲がチョイスされていて、見事というほかはありません。

今回は映画のシーンもご紹介しましょう。

Born to Be Wild

もうアタマのスネアショット一発で、体が反応してしまう。

四十数年前の音源とは思えない…。

あとステッペン・ウルフは、

映画の最初の曲として挿入されている The Pusher

ダルな空気が渋くて良いざんす。



ザ・バンドでThe Weight

これも有名な曲です。



飲んだくれの弁護士ハンセンが、

ふたりと一緒に謝肉祭に行くことになるシーン。

「ニック! ニック! 」は飲んで真似したことがある()



ジミー・ヘンドリックスで If 6 Was 9

三人が南部に入ってくるときに流れるこの曲は、

西部を走っているときとは明らかに違うトーン。

ハンセンの語り。

俗に言う『フリーダム・スピーチ』です。

この映画の核心がここに。

参照例URL

Born to Be Wild

http://youtu.be/4gVPxPdNLwA

The Weight

http://youtu.be/G2W8--rcOok

弁護士ハンセン

http://youtu.be/Mm_CEmybOjc

If 6 Was 9

http://youtu.be/xylaFXwoQS8


『フリーダム・スピーチ

http://youtu.be/Gc11mJGre10




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この映画のハイライトは、野宿の焚火の前でハンセンが語る「アメリカの自由」。
「真の自由とは何なのか」