Phoenix / Vanden Plas
今回は、ドイツを代表するプログレッシブ・メタル・グループ
Vanden Plasの二回目。
1995年に Colour Temple でアルバム・デビューを果たした彼らは、
The God Thing、 Far Off Grace のあと、
2000年には Spirit Of Live、 2002年には Beyond Daylight、
2006年には Christ 0 、2010年には The Seraphic Clockwork
とアルバムをリリースしてきました。
メンバーは、以下の五人。
Andy Kuntz
(v)
Stephan Lill
(g)
Torsten Reichert
(b)
Andreas Lill
(dr)
Günter Werno
(key)
1986年の結成時から、一度もメンバーチェンジ無し。すばらしい。
最初期には、ジャーマン・メタル然とした音でしたが、
次第に大きくプログレッシブにシフトしてゆくとともに、
より緻密で力強いメタルに生まれ変わっていきました。
そのような流れの中で2002年にリリースされたアルバムBeyond Daylightは、
プログレッシブならではの緊張感と、Vanden Plasが本来持っている
躍動感みなぎるパワー・メタルが高次元で融合した、
それまでのVanden Plasの集大成ともいえる
クオリティの高い音を聴かせてくれています。
色々と指摘されているとおり、
ドリーム・シアターの影響を色濃く受けた音作りは、
Vanden Plasとしてのアイデンティティや個性を却って
損なうという結果をもたらしたのでしたが、
もちろん彼ら自身もヨーロッパ・プログレの雄として、
そのあたりは十分認識した上で、
さまざまな方向性を模索していったに違いありません。
その解答のひとつとして、2006年のアルバム
Christ O の誕生を見ることになるのですが、そのあたりはまた次回に。
とにかく、実際の両者の類似性の真偽のほどはともかくとして、
(拙者自身は、前回言及したように両者には大きな差異があると思ってますが)
DTの「引力圏」から離脱することが彼らの生存条件である以上、
いつかは越えなければならないDTの壁を、
本当の意味で打ち破る日が早く来ることを希望して止みません。
今回はそのBeyond Daylightから二曲。
Phoenix 。
リズムもメロディも、トリッキーでギリギリのところから戻ってくる
スリリングさがなんとも。
音そのものはもちろん重くてメロディアス。
Cold Wind
パワーだけでなくスケール感や
ドラマティックな展開も見逃せません。
こういう曲を聴くと、ああやっぱりジャーマン・メタル
なんだと気づかされます。
参照例URL↓
Phoenix
http://youtu.be/AbLwoMnoZks
Cold Wind
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