Siren / Theatre of Tragedy
さて今回はノルウェーにやって参りました。 が…。
フィンランドとは、だいぶ様子がちがう。
なんかクログロしております。
ブラックメタル王国だったんすね、ここ。
ブラックメタルでもいいんですが、
ほかにないかといろいろ探してみた結果、
ちょっと変わった路線でゴシック・メタル系ですが、
シアター・オブ・トラディジー。
1995年にアルバム・デビュー。
その後、ゆっくりと7枚のアルバムをリリース。
このグループの特徴は、なんといってもツイン・ボーカル。
それもかなりヒネリあり。
まず女性の方、Liv Kristineは、
なんともか細く透明な、幻想的な雰囲気の漂う感じ。
対する男性ボーカルの方は、Raymond I Rohonyi の地の底を這うような
デス・ボイス。
この余りに対照的な2人の声が、歪んだ
ギターサウンドやストリングスと相まって、
なんとも独特なダークで耽美的な世界を作り上げています。
そしてシンフォニックで哀愁を帯びたメロディ重視の音作りは、
まさしく北欧のグループならでは、というところでしょうか。
もっとも、美醜の組み合わせのツイン・ボーカル自体は、
サード・アルバムには男性のデスダミ声がなくなって、
その後よりデジタルサウンドに傾いていくのですが、
やっぱり初期の方がゴシックの匂いぷんぷんで
個人的には好きなんですけど。
結局、セカンドアルバム Velvet Darkness They Fear と、
サード・アルバムの Aegis が、いちばん
「シアトラ」らしい音が出ているような気がします。
オススメです。
しかしそのシアター・オブ・トラジディーは、
惜しまれつつ昨年十月に解散。
ああ残念。
北欧はメロディック系やゴシック系メタルの宝庫です。
ほかにもまたいいグループが見つかったらご紹介します。
今回の曲は、
Siren
1998年にリリースされた3枚目のアルバムAegis の中から、
美しく、悲しく、そして重い、耽美的シアトラの良さが存分に発揮された一曲。
Storm
2006年にリリースされた6枚目のアルバムのタイトル・チューン。
ふたたび「美女と野獣」ボーカルが復活した、初期のシアトラを
彷彿させる一曲です。
参照例URL↓
Siren
http://youtu.be/pGZBc2sRqKY
Storm
http://youtu.be/tJ95J-k16bw