PPPHIVEのブログ -1161ページ目

タイムスリップ

その日は朝から変な日だった。


自分達のメジャーデビュー2作目のPVを先ほど取り終え、このあとCS放送用に
この曲のプレビューを撮影する予定。
空き時間が3時間ほどあったので控室でPVの出来栄えについて
キャッキャッと3人で語り合っていた。


「大変だったね」
「うん、でも面白い撮影だったね~」
「風を感じて~って何かモデルみたいに思いっきりカッコつけちゃったけど」
「いいんじゃない、踊ってる所ばっかりより」
「でも踊るの大変だったね」
「うん、普段とフォーメーションや向きが違うし」
「なんか視界からみんな外れてるから、何回も間違っちゃうし」
「振り向くタイミングなんか難しいよね~」
「カメラもなんか関さん上下左右に動かしてるし、ちゃんと撮れてんのかな」
「いいよ~いいよ~って関さんノセるの上手いよね」
「そうそう、自分も踊っちゃってるし」
「なんか真上からも撮ってたよね」
「そうあのカメラ!あとライトってあれぶら下がれるんだね」
「すごいね、あれ」
「あんなん落ちてきたら死ぬよ」
「じゃ、ぶらさがるなっつうの」

「衣装今回は白で良かったねぇ」
「うん。すっごいかわいい、これ」
「なんか、前のでず~っとこの路線で行くのか心配だったけど」
「近未来って、なんか意味わからん」
「でも、この曲、好き」
「うんうん、あたし発売日絶対買うよ~」
「あたしもあたしも~」
「絶対買うよね~」

「でも、あ~ちゃんやっぱりその髪型いいね~」
「そうそう、なんかいつもと全然雰囲気違うし」
「リーゼントって、あり?」
「ありあり、ありだよ~」
「そうかなあ?もう二度とせんじゃろうけど」
「この青いメッシュもなんかカッコイイよね」
「うんうん」


話は尽きなかったがまだ次の撮影までは時間がある。
あ~ちゃんは少し仮眠を取る事にした。
なにしろぶっ続けで朝から10時間以上撮影してきたのだから。


*************************************************


「それではPerfumeの皆さんの登場です」


ん、何これ?え、ここどこ?
あれ、さっきの続き?もう次の撮影に入ったの?
え、なんでタモリさんがここにいるの?


「それでは今年結成10周年、メジャーデビュー5周年を迎えて、11月3日に東京ドームでの
コンサートを控えているわけですが、その意気込みを順番にお願いします」
「ん~、じゃあまずのっちから行こうか」


「Perfumeののっちです。ファンのみなさんに支えられてここまでやってくる事が出来ました。
本当に幸せな10年でした」
「ちょっとちょっとのっち、何か解散するみたいじゃん」
「……あ、いや、あの、幸せな10年だったし、11年、12年と続けて頑張って行きますので
これからも宜しくお願いします」


のっち?何の話?何言ってるの?10年?


「それでは、かしゆかさん」
「はい、Perfumeのかしゆかです。私も初めてあ~ちゃんに会ってから、引っ込み思案だった
性格がどんどん変わって、ここまで頑張ってくる事が出来ました。のっちにも出会えて今の
Perfumeになって、東京に出てきて……ちょっと、すいません……色々な事がありましたけど
これからもず~っと3人で頑張って行きたいと思いますので宜しくお願いします」


かっしー?何?何?


「それでは、あ~ちゃん」


えっ?どういう事、何喋ればいいん?打ち合わせになかったよこんなん。


「……」


「あ~ちゃん?」


「……ちょっと、今頭の中がこんがらがってて……何を話したらいいんかわからんのですけど、
えっと、何を話したらいいん?」


「ハハハ相変わらず、不思議な娘でっすね~、感極っちゃったのかな、じゃ曲紹介行きましょう」


え、相変わらずってタモリさん今まで会った事あったっけ?
えええもうわけわからん!!!


(あ~ちゃん、あ~ちゃん)
(何?)
(曲紹介、曲紹介!!)
(え、何の曲?)
(もう、コンピューターシティでしょ)
(あ、そうかやっぱり新曲プロモーションだったんだ…ごめんごめん、何か変じゃわ私)


「それでは、Perfumeで、コンピューターシティ!!」


そして、3人で所定のフォーメーションについた。


*****************************************************


気がつくと、元のスタジオの仮眠室にいた。


(ん?ここどこ?え、また眠ってたの?)
(……え、何、今の夢だったの?)


やけにリアルな夢だった。
最後までフルでコンピューターシティを歌いきったのだから。
タモリさんがいたから多分ミュージックステーションだったのか。
でも、良い夢だったな。
いつか、あんな番組に3人で出る事が出来たら……


よし、TVは本当は苦手だけど、この夢をしっかり覚えてて、いつか出られるように
今日は寮に帰ったら、また壁に願いを書いて貼っておこう。


願いは強く思えば、必ず叶うはず。


「あ、あ~ちゃん起きたん」
「うん、それより二人とも聞いて聞いて!今すっごいいい夢見たんよ~」
「何、何?」
「あのねえ……」






:::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::




久しぶりに妄想書いてみました(笑)
なお、この記事は筆者の「激しい妄想」からなる
完璧な計算で作られた(笑)全くのフィクションであります。
登場する人物は実在する方をモデルにしておりますが
このフィクションとは何ら関係はありません。



ひとつだけ~うそじゃない~愛してる~♪