ごばばばーん
画家ちゃんです
画家ちゃんはいまキャンバス を抱えて
ナイフ片手に険しい顔で
絵の具コネコネしておりました
かわゆいピンク、くすんだピンク
ピンクとマチエールとわたしだけの
すてきな切ないじかん
ああもう
すーごくたのしい
幸せで気持ちいい
なのに画家ちゃんの心の中には
あまりきれいじゃない思いが
チリチリ目覚めて息苦しいのです
手がすこしふるえてきました
歯もかすかにカチカチしています
だってくやしい
こんな気持ち恥ずかしいけれど
悔しくてもどかしくて切なくて
おぼれそうなのです
こないだひとりで
カラオケで残酷な天使のテーゼを
すごい勢いで歌い上げた瞬間も
同じよなきもちになりました
こんなおもしろいことしちゃってるのに
今のわたしじゃなんの価値もないんだろな
東京にいたころ
わたしを評価してくれていた
たくさんの人たちを思い出しました
わたしのファンだと言ってくれた方や
天才とまで言ってくださった
奇特な方々を思いだしました
過去の栄光みたいだけど
でもわたしまだ生きてるし
もっとつくれるから!
あきらめてなんかいないから!
もうっ
あおいな画家ちゃん!