めまいブログだけど番外編として連載を始めた、鼻づまり改善に奔走する体験談を続けてまいりまして、今日は閑話休題と言いますか2度目の手術の後に起こった体調の変化と当時の心境についてお話ししたいと思います。

 

前回、「厄介なことになった」と感じる体調の変化が!……と書かせていただきましたが、実はあの時、フワフワめまいに再び襲われていました。

 

色々痛い目にあってきた人生の中でも、いっちばん大っ嫌いなあの、ブログのタイトルにもなったフワフワめまい

 

7年以上悩まされ、寛解するまで2年もかかったあのめまいに再び襲われた時、いったん絶望しました。

 

 

え。また、イチからやり直しなの?と。

 

鼻づまりの手術なんて、しなきゃよかった?

 

するとしても、一回で済ませた方がよかった?

 

手術をしたことすら後悔した挙句、「サイアクだ……」とつぶやいていました。

 

 

脳内でしこたま毒づいて、後悔して、吐き気がしそうなほどの不安に襲われながら2・3日を過ごしてから、思い直しました。

 

「さあ、どうしようか。」

 

 

 

昔、口を開けば不幸を語る知人がいました。

 

「あなたはいいね、幸せそうで。私なんて……」に続く言葉は、今まであった人から受けた裏切りだったり、失敗だったり、後悔だったり。

 

いつしか彼女の周りから人が去っていくのを見て、ああ、「私なんて」ばかり言っていると、「私なんて」な状態になっていくものなんだなあと痛感していました。

 

 

タイムラグはあるかもしれないけれど、私たちが口にした願いはたいてい、叶っていく。

それが、本当の願いであるかどうかに関わらず。

 

 

凹むのも後悔するのも毒づくのも、もともとネガティブ部代表のような私のことだもの、仕方ないしそんな時間もあっていい。

 

でもただずっと、「サイアク」を言いふらすだけで過ごしていたら、遠からず私も彼女のように「サイアク」な状態になるっていう願いが叶ってしまうのかもしれない。

 

 

私も彼女も、そんな状態を本当には望んでない。

 

そうならないために、どうしたらいいのかを考えなきゃいけないし。

 

人に話すとしても、「そうならないために、どうしたらいいかな?」と聞いてみるべきなのだ。

 

 

 

フワフワめまいに襲われながら、ふとそんなことを思い出したり、ひとりごちたりして、さあ、このサイアクな状態から脱するために、どうしたらいいか考えて行動を起こしました。

 

 

もうフワフワめまいは、マジかんべんっす。

 

 

 

まず、手術をしてくれたW耳鼻咽喉科の先生に相談して血圧を測ったりして、「手術の疲れにより、自律神経が弱ってしまったのかも」という見解をもらいました。

 

ただ、めまいについての治療歴をお話ししたところ、それはかかりつけのめまい専門医に相談された方が確かだと諭される。

 

 

 

続いていつもお世話になっているめまいクリニックの先生に相談。

 

聴力や平衡感覚の検査、眼振のチェックののち、どうも寝不足の時に出てくるタイプのめまいが若干出ているよう、との見解を得る。

 

SSRIが効くとは思えないタイプで、どっちかというとメリスロンというお薬が効くことが多い、とのことだったので、メリスロンを処方してもらう。

 

 

 

 

メリスロンを飲んでみるも、胃がやられて吐き気が増し、それによってかフワフワめまいも改善が見られない。

 

胃がやられたことで余計に自律神経がやられたのか、食欲はもちろんないし、食べたら下痢になり、胸も苦しい感じが続く。

 

 

 

 

前にも一度、こういう感じで食が喉を通らず、とことん体調不良になった時、飲んでみて調子が良くなったお薬を思い出す。

 

 

補中益気湯。

 

2年くらい前のお薬の残りがまだ残っていたので、恐る恐る飲んでみると……。

 

あれ?調子いい。

 

なんだか胃が元気になるような、体の奥底からエネルギーが湧いてくるような感覚がありました。

 

 

かすかだけれどそんな気配を感じて、一度漢方で様子を見た方がいいかもしれないと、以前かかっていた漢方内科を受診。

 

相談して、エキス顆粒よりも効能の高い煎じ薬を処方してもらうことになりました。

 

 

昔、煎じ薬って保険がきかないと思い込んでいたんですが、これがきくんですよね♪

 

それに煎じ薬だと症状に合わせてエキス顆粒にはない生薬の組み合わせも自由にできるし、エキス顆粒にしてしまうと30%くらい減るらしい有効成分も丸ごと摂取できるので、効きが早そう!

 

(ただひたすら煎じるのが面倒で、味もなかなか苦いものではありますが💧……元気になれるのが一番!)

 

 

 

そうして飲み始めた漢方薬のおかげで、日に日に食欲が出てきてしっかり食べることができるようになり、割とすぐにフワフワめまいも消えました!

 

術後一気に2kgくらい体重が減ってしまっていたのですが、そちらも元通りになり、ガッツリ肉が食いてえ!とはなりませんが(笑)、ほぼほぼ手術前の元気を取り戻しましたー!!クラッカー

 

私のように自律神経が弱ってしまった時、補中益気湯のような漢方薬を試してみるのもいいかも。

それが効くようで煎じ薬の手間や苦みが気にならないなら、さらに煎じ薬を試してみるのもオススメ♪

 

 

 

よ、よかった……あせる

あのフワフワめまいに逆戻りじゃなくて、本当によかったよううううう笑い泣き

 

 

このサイアクな状態から脱したい!元気になりたい!!という私の本当の願いが叶いました。

 

後悔しても凹んでも、いつでも本当の願いを思い出して、「その願いを叶えるために、どうしたらいいだろう?」って、考えて動く癖をつけたいなと思った夏の終わりでした。

 

 

暑さの中に秋の匂いを感じる季節になりましたね。

 

秋のおいしいところを存分に楽しめますよう、皆様の元気をお祈りしております。

 

 

次回、いよいよ鼻づまり手術編最終話(多分)です。

 

続く♪

 

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子宮の病気に翻弄されながら二人の子どもを授かり、その後の病気再燃で子宮を全摘するまでの紆余曲折とその後の生活を、患者目線で明るく赤裸々につづった闘病エッセイ。
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