コメント欄からご質問いただき、私自身改めて気づいたこともありましたので、記事にてご返答させていただきます。

 

 

コメント欄より抜粋;

毎日のめまいで好きな事、やりたい事が思うようにできないので気持ちを保つのに苦労します。
どんなことに心がけていましたか?

 

めまいで一日中フワフワぐらぐらしながらだと、なかなか好きなこともやりたいことも没頭しにくいですよね💧

私自身色々試してなかなか良くならなかった頃、めまいのことを忘れようと思っても実際目がまわってるんだもの、忘れられようもなく……。

めまいがどんなものかわからない人には「めまいばかり気にしてないで、好きなことややりたいことをやりなさい」と言われたりしたんだけれども。

気にしようがしまいが、めまいでしんどくてそれが難しいんじゃ!ムキー

と心中逆ギレしまくって、「気持ちを保つ」ってナニソレおいしいの?って日も多かったなあ…(遠い目)



そんな体調の毎日でも、一つ心がけていたことといえば、

自分の大切なことを、ちゃんと大切にすること

だったように思います。


好きなことも、やりたいことも、理想通りにはできなくても。

例えば1時間没頭したくても体調が辛くてできないなら、5分でもいいからやってみるとか。

大好きな友達と遊びに行きたくても体調が辛いなら、その人を思って手紙を書いてみたり贈り物をしてみるとか。

ご飯を作るのが大変なら、スーパーの惣菜に頼る、デリバリーでもいいや、とにかく子供たちと一緒に食べることだけを優先する、とか。


そんな些細なことばかりではあったけど、好きなことややりたいこと、大切にしたいことを、その時の自分にできる精一杯でやってみてたように思います。

そうでもしないと自分を見失って、そのうち生きるのも諦めてしまいそうで怖かったから。

 

 



理想通りにできないのは、正直悔しい。

 

周りと比べたり、上がらない成果を嘆いたりして。

めまいさえなければ、もっとしたいのに!もっと私はできるはずなのに!と気ばかり焦る時もあったけれど。

そんな時に大好きな人が教えてくれた詩があって、ずいぶん支えられました。

ちょっと長いんですが、必要な人がおられるかもしれないので、引用させていただきます↓

 

 

「ただ、それだけ」

あなたの仕事が何かには興味が無い。
私が知りたいのは あなたが何を願っているか
その願いをかなえる勇気があるかどうかだ。

あなたの年齢には興味が無い。
私が知りたいのは あなたが愛のために、夢のために、
生きるという冒険のためにばかになれるかどうかだ。

あなたがどんな星のもとに生まれようと興味がない。

私が知りたいのは あなたが自分の悲しみの核にふれたかどうか
人生に裏切られたことがあるか
さらなる苦痛をおそれて、殻に閉じこもったことがあるかどうかだ。

あなたが人や自分の苦しみから逃げ隠れせず
ごまかしたりつくろったりせず じっと耐えていられるかどうかを、私は知りたい。

あなたが人や自分の喜びを心から味わい
陶酔に我を忘れて踊りだせるかどうかを、私は知りたい。
人目を気にしたり、我に返ろうとしたり、自分に枠をはめたりせずに。

あなたが聞かせてくれる話が真実かどうかには興味がない。
私が知りたいのは あなたが人を裏切っても
自分に正直でいられるかどうか、人から裏切り者と責められても、
自分の魂を裏切らずにいられるか
不誠実になれるがゆえに、人から信頼されるかどうかだ。

あなたが日々の中で、美しく見えないものにも美を見いだせるかどうか
美の存在から自分の人生を 掘り起こせるかどうかを、私は知りたい。

あなたが人や自分の失敗を受け入れることができるかどうか
失敗してもなお湖畔に立って銀の月に向かって 「イエス!」と言えるかどうかを、私は知りたい。

あなたが住んでいる場所や、どのくらいお金を持っているかには興味がない。
私が知りたいのは、あなたが悲嘆と絶望の夜を過ごした朝に起き上がれるかどうか
心身ともにどん底にあっても、自分の子供にごはんを食べさせてやれるかどうかだ。 

あなたが誰を知っているか、どうやって生きてきたかには興味がない。
私が知りたいのは あなたが危機の最中で、
私と一緒にひるまずにいられるかどうかだ。

あなたがどこで誰と、何を学んできたかには興味がない。
私が知りたいのは、すべてが消え去ったあと 何があなたを内側から支えているかだ。

あなたがひとりきりでいられるかどうか
むなしいときも自分といて心から楽しめるかどうかを、私は知りたい。

オーリア・マウンテン・ドリーマー



この一編の詩を教えてもらってから、理想通りじゃなくても、その時の自分の精一杯で大切なことをちゃんと大切にして、楽しく生きたいなーと思うようになりました。

まあ、しんどい時はしんどすぎる!と気のおけない友人や家族に、そのしょっぱい気持ちを泣いて吐き出す日もありつつでしたが(笑)

 

 

 

こんな気分の日ねw

 

それだって、自分をちゃんと大切にするということ。

 

事実をねじ曲げないで、不安をなかったことにしないで。

そんなどうしようもない日はもう、泣いたりめんどくさいやつになったっていいよね。

そんな風になってすら、そういう気持ちを一緒に分かち合ってくれる友人や家族がいてくれることに、幸せを感じたりして。

そうやって自分にとって大切なことをちゃんと大切にしながら、自分を見失わずに生きてくことを頑張ってたら。

めまいで苦しんでたあの時間は、そりゃあもう2度と嫌だし、損したこともいっぱいあったんだろうけど、あって良かったなと今では思えたりするのでする。

 

 

 

めまいに限らず、なんかもう八方ふさがりで、しんどくて辛くて出口が見えない誰かにとって、今回ご紹介した「ただ、それだけ」の詩が少しでも心を明るく照らすものになりますように。

 

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