バイトの初日、

私とN子はそれぞれ先輩に教えてもらいながら、

一生懸命仕事内容を覚えました。

そこの居酒屋は駅前ということもあり、

会社帰りのサラリーマンさん達が、

いっぱいきました。


忙しくなってくると、コップを洗ったり、

帰ったテーブルのセットアップをしたり、

休憩する暇なんてないくらい忙しかった。


帰る時間になり、N子と着替えをしていると、

店長に呼ばれ、

『なんか食べて行くか?』

と言われたけど・・・

実は私の家は厳しく

『今日は帰ります』

と挨拶をしてN子と帰りました。


実は私も父親がいません。

お母さんも×1です。

私にはお姉ちゃんがいたけど、

お姉ちゃんは頭もよく、

将来もちゃんと決めていました。

それに比べて私はいたって普通。

将来も何も考えていなかった。

そんな私を心配していた母親。

なので、居酒屋のバイトも絶対にNG。

パン屋でバイトしてるとウソをついていました。


高校生といえば、

髪を染めたり、ピアスをあけたり、化粧をしたり

大人に憧れ、やりたいことが沢山あったけど、

家は、髪もピアスも化粧もNG。

隠れて染めたりしたけど、

バレて黒くさせられたりしていました。

でも、髪が長かったので、ピアスはばれないように頑張っていました。

といっても、中学生の時に無性にあけたくなり

あけちゃたので、穴はもう閉じることもなかったんですけどね。


初日を終え、N子と帰りながらトークタイム。

N『私が教えてもらった人、カッコ良くない』

私『そうだった?それより、あの副店長?!かっこよくない』

と話していました。

私がかっこいいと言った人が、Kさんでした。