途中で読むのをやめていた「ワンピース」を、同僚の家で、新刊からさかのぼって20冊ほど読んできた。
同僚はワンピに狂っている。そのうちグランドラインに行くから付いてこい、と言っている。(その暁には僕を副船長にしてくれるそうだがw)
僕もワンピは好きだが、麦わら一味が各自の修行?に入って、突然三年飛ばしたあたりから読まなくなっていた。
あれほど綿密に細部を書き続けてきたマンガが、修行時代をカットしてしまう、というのは何とも残念であった。
魚人島編は、これまでにも増してややこしく、感動も薄く、僕的には失敗と見ている。
あの初期に見せた「海上レストラン」編の完全とも言える展開は、今のワンピには見られない。
ゾロが敗北し、ナミが泣きながら裏切り、サンジが恩師を尊う。「海上レストラン」編ではこれらの見せ場は全て、芸術的なまでに巧みに編み込まれていた。
その後としては、「空島」が面白かった。ノーランドとカルガラの友情には、ウルっと来るものがあった。
賛否両論の展開が否めないワンピースだが、未だ作品のテンションが落ちていないのは、やはり絶賛せざるを得ない。
さて、気になる結末だが、僕もいろいろ考えてしまう。
読み手に想像を与える作品こそ名作の証であろう。「誰と誰が戦ったらどっちが勝つか」など、と考える楽しさが、ワンピースには確かにあるし、それは間違いなく作者の力量だ。それに比べて「ブ○ーチ」なんかは、もうどうなろうと知ったことか、と思えてしまう。長ければいいというものではない。
と、いうわけで、僕も勝手に予想しました。
ラフテルに何があるか?僕が思うに、ラフテルそのものは地球外の「星」ではないかと考える。グランドラインの最終地点に、宇宙へ行く経路がある。
この「宇宙」という発想は一見馬鹿げていると思われるかも知れないが、「天竜人」のあのカプセルは、見ようによっては「宇宙服」を象徴している。(本編では下々民と同じ空気を吸わないためと言っているが)
扉絵のひとコマ漫画内でエネルが月で活動していることから、ワンピの世界観に宇宙の視野はあるものと見なしてもいいだろう。
「悪魔の実」は元々は、人間の身体を地球外の環境に適応させるための服用物であると考えるのはどうだろうか?そうなると、エネルが月で生きていることにも説明が付く。悪魔の実で得る特殊能力は、宇宙でも生きられる身体となった人間に及ぼす「副作用」と考える。「海に嫌われる」という設定も、宇宙向けの身体となった変化からくるものではないだろうか。
天竜人は、地球環境か何かの事情により、一度地球を離れ再び帰ってきた高い文明をもった人種である。
空白の100年には、地球に人類そのものが一時的に存在していなかった。(戦争か天災かで、一旦は滅びた? プルトンやポセイドン、という凶悪な古代兵器が存在するところから、過去一度人類滅亡の危機に直面した戦争があった可能性が高い。天竜人はそのとき異星へ避難?)
海王類などは、そういった戦争の爪痕での環境変化による突然変異体である。海王類の生息領域が、グランドライン周辺に集結しているのは、グランドライン全域が戦場となった戦争であったためであり、最も環境汚染レベルが高いエリアだったからでは?(ナウシカの腐海からヒントを得ている?)
サンジが探すオールブルーとは、海洋生物を一時的に環境汚染から避難させた人工海域である可能性。(これは、ドラえもん「のび太と竜の騎士」の「聖域」の発想に近い。)
「ひとつなぎの大秘宝」とは、地球と「ある星」を結ぶ経路、あるいは宇宙船ではないだろうか?グランドラインの最終の島に着いたとき、エターナルポースは宇宙を指す。
この図式は、風の谷のナウシカ、天空の城ラピュタの延長線上で宇宙という構想を取り組めば、ある程度想像できる。(見る限り宮崎駿の影響は相当強い。麦わら一味の初期のメンバーは剣士、女泥棒、狙撃手と、これはそのままルパンの五右衛門、不二子、次元、となり、カリオストロの城から想定されるのは周知の通りである。恐らく最初の設定ではサンジが次元のポジションにいたのではないかと考えられる。)
その他詳細は、語ればきりがないのでこの辺で。
あくまで個人的な予想であり、より作品を楽しむための想像ですので、深く受け止めないことをおすすめします。
最後に。
僕の見解では、おそらく「海賊王」になるのはバギーです。
(これは作者の性格上、大いに考えられる)