クレアチニンは、筋肉の老廃物で、腎臓の機能が正常であれば尿中に排出される。血清クレアチニン値は、腎臓の機能を評価する指標として用いられ、値が高い場合は腎機能の低下が疑われる。
クレアチニンとは?
クレアチニンは、筋肉を動かすためのエネルギー源であるクレアチンが使われた後にできる老廃物。通常、腎臓でろ過され、尿として体外に排出される。
血清クレアチニン値と腎機能
血清クレアチニン値は、腎臓が血液をろ過する能力を反映する。腎臓の機能が低下すると、クレアチニンが体内に蓄積し、血清クレアチニン値が上昇する。そのため、血清クレアチニン値は、腎機能の指標として用いられる。
クレアチニン値は筋肉量と相関することから、一般的に筋肉が多く体格のよい人ほど高くなる。激しい運動をするアスリートなど。女性は妊娠時に低値を示すほか、男女とも年齢が上がるほど低下する。加齢によって筋肉量が減少すると、基準値よりも低くなる傾向がある。
検査結果の見方
クレアチニン値が高い場合は、腎臓の濾過・排泄機能の低下をもたらす疾患が疑われる。腎機能が低下すると、体内の老廃物が十分に排出されず、疲労感、むくみ、食欲不振などの症状が現れることがある。
クレアチニン値が高い原因は、腎機能の低下だけでなく、脱水、筋肉量の増加、特定の薬剤の使用なども考えられる。
低値の場合は筋肉疾患が推定される。