社会性の有無と聞くとつい身構えてしまいがちですが、身近なところにあり意外に自分が思っているほど社会性がないことに気が付きます。では社会性の有無をチェックしてみましょう。

 

次の質問にYESかNOでお答えください。

 

1.近所の人と挨拶を交わしている。

2.ゴミは時間通り出している。

3.横断歩道に歩行者がいるといつも停車する。

4.理不尽なことでも仕事であれば行う。

5.敬語の使い方のTPOを意識している。

6.電車などでいつもお年寄りに席を譲る。

7.新聞は毎日読んでいる。

8.ネットで出会った友達の方が多い。

9.人と会話するのは得意である。

10.電車の中では携帯電話は使わない。

 

YESが多いほど社会性が高いと考えられますが、意外に自分の社会性のなさに驚いている人が多いかもしれません。自分を最優先する考え方は当然なのですが、あまりにもそれが行き過ぎるあまりに、例の「監禁男」や「幼児殺傷」の他にも信じられない事件や数え切れない殺人が起こっています。

 

一番小さな社会的単位である「家庭」ですら崩壊している家族も多くあります。まるでペットのように子供を扱い「子供を叱ったり叩いたことがありません」と堂々と自慢したり、教え育む(教育)ことを学校や塾に任せっきりの親。自分の要求が通らないあまり、「親をシカト」してしまったり、親を信頼せずに何も相談しない子供。こんな家庭から社会性を持つ子供が育つのはかなり難しいでしょう。

 

人は自分の行動は全て「善」として捉えますが、それはあくまで周りの判断も「善」の時に「善」として認められるのであって、逆の場合は「独りよがり」もしくは「いい迷惑」なのです。ところがそれに気が付かない人が多く見られるようになってしまいました。いわゆる「社会性の欠如した人」なのですが、その行き着く先が「事件・事故」なのだと思います。

 

実際には「所さんの笑ってこらえて」に出てくる人たちを見て、日本っていいくにだな~って思ったり、「ウルルン」で涙する人がほとんどなのに、ほんの一握りの変人たちがいるために国全体が変に思えてくる。この国はいい国のはずです。でもそれぞれが小さな社会性を少しずつ失っていて、いい国だと感じなくなってきているのかもしれません。それは他人のせいではなく、意外と自分にも責任の一端があるのかなぁって最近思っています。自戒を込めて