ここ数年、月一回、動作法研究会というグループに参加させていただいている。


 動作法とは、脳性まひの子どもの動作不自由を改善するために開発された訓練技法。
体の緊張を緩めることにより、自分の体の動きに気づいたり、動作をコントロールする力を育てることが目標とされてきた。

その後、心と体の調和的な体験の支援方法として発展し、今日では脳性まひの方の動作改善や、自閉症スペクトラムの児童や発達障害児への支援技法としても用いられている。

 私たちの体(行動・動作)は、心と密接につながっていると言われていて、不安や緊張が強いと、肩が上がって姿勢がぎこちなくなったりする。

気づかないうちに、自分で歪みを作っていることも多い。歪みに気づき、調整できると、姿勢が整い、楽に立つことができるようになったりする。

そんな訳で、自分の姿勢を前、後ろ、横からチェックして、右肩が上がっているとか、身体が左に捻れているとか、話し合いながら、自分の身体の歪みに気づき、身体を緩めたりなどの身体の調整法を学んでいる。

調整してもらうと、不思議なことに、体の強張りが、改善され、安定して、スクっと気持ちよく立つことができる。

今回は、最後に、顔面神経麻痺の後遺症のことを話したら、顔のマッサージをしてくれた。私は左麻痺だけれど、左右一緒に包み込むように、優しく圧をかけ、そして、そのまま、手を離さずに、スーとチカラを抜いていく。そのチカラが抜けていく時の感覚が何とも言えず、心地よい。

終わった後、麻痺側の細くなっていた目が、心なしか大きくなったようで、ビックリ❗️

これはいいかも❣️と思えた瞬間だった。


この変化は、一時的なもので長くは続かないけれど、繰り返していく中で、変わってくるらしい。


人間の身体って不思議で、どうも右と左は繋がっているらしい。
マッサージも患側だけでなく、健側も同じようにすることで、いい影響があるとアドバイスを受けた。

しかも、頑張ってするのではなく、気持ちよく優しく、無意識レベルに働きかけるように。


麻痺した神経はこれ以上回復しないかもしれないけれど、まだまだ、終わりじゃない!

ちょっと希望が見えた日だった😊🎶💕