数年前…

 

なんともどうしてよいかわからない問題を抱え、

自分だけでは答えが出せなくて…

 

市でやっている相談窓口を利用することに。

 

誰かに(自分の周りとか関係ない、第三者に)聞いてほしくて。

気持ちを吐き出したくて。

 

その相談窓口には、

夫婦、子育て、介護、相続、隣人トラブルなどなど…家庭の問題を中心とした事柄に対して、

相談員の人が、秘密厳守、他言無用で色々と話を聞いてくれるものです。

 

そこで私は、

悩んでいること…どうしたらいいのか、

自分ではこうしたほうがいいんじゃないか…と思っていること、

そういったことを話しました。

 

相談員は、60~70代くらいの親世代ともいえる年代の女性でした。

世間話をするような感じでいろんなことを話してくれ、いろんなことを聞いてくれました。

 

その相談員の人に話すことで…心が軽くなったか、、といえば、

多少は…楽になったかな?気休め程度だったかなぁ?と、その時はぼんやり思っていたけれど。

 

今でも覚えているのは、その相談員の人に

「あなたの家庭は大丈夫!ほかにもっとヒドイところなんていっぱいあるよ!そして、あなたはよくやっている!大丈夫!」

そんな言葉でした。

 

その時も、(はぁ…)としか思わなかったのですが、(そのときはそんなことない。こんなに今苦労しているのに…)と思っていたし。

今でも覚えているということは、、

自分にとってその言葉はうれしかったのだろう。

家族でない第三者に家庭の内情をさらけだして…もし、なにか批判されたり、否定されたりしたらいやだな…と思っていた気持ちが、救われたようでもあったのだと思う。

 

それからしばらく…日常的にも、家庭内においても、なにか劇的に変わるわけではなかったけれど、

自分の中で少しでも、自分の心が満足するものをみつけよう。

 

なにか物を買うでもいい、音楽を聴くでもいい、一人の時間を作って(日帰り温泉いったり、エステいったり、美容室いったり)

とにかく自分の心が満足することで、少しでも自分が元気になろう。

 

そんな風に日々を過ごしていくようになりました。

 

そこから徐々に心が元気を取り戻し、

あの相談員の人が言ってくれていたように

(うちの家族は…大丈夫!)(根拠ないけど、大丈夫!)と思うことで、本当に大丈夫なような気がしてきました。

 

自分一人では答えが出せない、どうしていいのかわからない…

不安だけど、なにをどう進めばいいのかわからない…

途方に暮れるような時間の中、、

 

誰かに何かを少しでも話せるのであれば、話すべきだ。

あのとき、思い切って、相談窓口を訪ねた自分をほめてあげたいとすら思います。

 

未来の自分が過去の自分に感謝している出来事を経て、

 

今思うことは、

 

未来の自分のためになるように、今を生きようとことさらに思うのです。

 

泣きたければ泣けばいいし(スッキリする)

食べたければ食べればいい(欲しているんだから)

心が少しでも穏やかになるものなら(スピリチュアルでも、ツボでも、水でもなんでも買えばいい)

 

きっと一時的なものの感情の起伏なんだから。

 

大丈夫、わたしはきっと大丈夫!

 

また前を向けなくなったとき、この過去の体験を振り返りたいと思っています。