『アイネクライネナハトムジーク』 伊坂幸太郎・著
ずいぶん前に読んだ本なんですけどね。
映画化されて、DVDになって、ツタヤレンタルができたので、
レンタル借りてみることにしました♪
なんといっても、
主演がね、
三浦春馬君と、多部未華子ちゃん。
この二人は「君に届け」でも共演。
漫画原作だけど、映像化が素晴らしかった。
この二人だからよかったんだろうな♪と今でも思う。
映画の感想としては、、
原作のはじまりとおわりをギュッとさせたような感じ。
軸をシンプルにして作られていると思いました。
登場人物たちも最低限の配置にして、物語の動きをだしているので、分かりやすい。
物語は、
登場人物たちそれぞれが、出会って繋がっていくまでの過程を丁寧に描いています。
原作にはないエピソードや展開もあり、映画でしか見られないラストになっています。
また逆に、原作にしか登場しないエピソードもあるので、(私はその原作のエピソードがすきだったので)
それが映像化されていないのは残念でしたが…。まぁしかたない。著作権の問題もあるだろう。。
まだ見たことがない人は、原作も映画もどちらも堪能されることを願います。
さて、
この物語のメッセージとして描かれているのは、
「出会い」
物語にでてくる「佐藤」は、仕事と家の往復の毎日の中で、出会いがあればな~とぼんやり思っている。
親友の一真に言わせれば、「自分が好きになったのが、この女の子で良かった。俺、ナイス判断だったな、と後で思えるような出会いが最高だ、」という。
一真の妻、由美は「その時は何だ分からなくて、ただの風かなぁ、と思っていたんだけど、後になって、分かるもの。ああ、思えばあれがそもそもの出会いだったんだなぁって、これが出会いだ、ってその瞬間に感じるんじゃなくて、後でね、思い返して、分かるもの」という。
劇的な出会い、
運命の出会いといった
はじまりにばかり気をとられるのではなく、
あとになってわかるもの。
このメッセージ性をもとに、物語がじんわり進んでいくんです。
佐藤役の三浦春馬君と、その出会う女性役に多部未華子ちゃん。
原作では二人が出会って、そこからどう展開していくのかな??
という、その後は読者の想像におまかせします、的なシーンで終わってしまうのですが、
映画では二人の出会いのその後が描かれていて、そのシーン好きでした♪
原作よんで映画を見て、やっと答えが合わさった感じです。
映画のキャッチコピー
「あの時、あの場所で、出会ったのが君で、本当に良かった」
うん、その通り♪
映画をみたら、きっと、誰かに出会いたくなる…😊
カフェのmy Pick