『ブラック校則~理不尽な苦しみの現実~』 荻上 チキ・内田 良 著

 

私の読んでいる本は、大抵図書館からの借り物です。

こちらも、新刊コーナーになったものを、パラパラめくっていたら、

なんとも考えさせられるものばかりだったので、借りてきたわけです。

 

学校の『校則』

これに理不尽さを感じたことある方はどれくらいいるのでしょうか?

 

頭髪、制服の丈、爪、持ち物、など色々な身体検査というものは、昔からあると思います。

 

この本を読むまで、昔より、現代方が「校則」はゆるいのではないか…。

勝手に思っていましたし、

本書にもそのようなことが書かれています。

 

しかしですね、、、

 

本書を読んでいくと、

現代は昔以上に、厳しく、理不尽な校則があることがわかったのです。

 

一例として、、

 

・生まれつき地毛が茶色いのに、「黒髪」の校則に反するから、黒く染めるように強要されたり、切るように指導される。

・生まれつきくせ毛が強いので、「地毛証明書」の提出をもとめられる、また、ストレートにするよう指導される。

・女子は靴下は白のみ、ストッキング、タイツをみとめられていない。

・どんなに寒くても、マフラー、耳当てなど防寒具の使用を認められていない。

・スカートの下にジャージをはいてはいけない。

・下着の色が白のみの規定で、時々「下着チェック」の指導がある、中には男性教諭が関わることも。

・外の運動部に所属していても、日焼け止めを持参すること禁止。

・置き勉禁止で、毎日重い鞄を持ち帰らなければならない。

 

 

特に中学、高校での校則は、色々とあるようです。

風紀を乱さないために、統一させたいという学校側の考えもあると思うのですが、

本書を読んでいると、

どうにもこうにも、

子供たちを徹底的に管理し、少しでもはみ出した者は厳しく罰する。

そんなことを思いました。

 

…保育園、幼稚園では、好きなキャラクターの持ち物をもっていったり、私服も自由でよいのに、どうして年齢が上がっていくにしたがって、こうも管理したがるのでしょうね。

逆じゃないのかな~…

むしろ、大人に近づくにしたがって、自分はこういうものを身に着けたい、持ちたい、こうありたい、ということが考えられるようになっていく。

それをそのまま認めてあげることが「自立」の近道であるように私は思うのですが、

 

学校で、こんな風に個人を踏みにじるような行為をしていては、社会に出てから自立した大人になんてならないですよね。

規範や規則を守り、そこからはみ出ないようにする保守的な人間ばかりになってしまうのでは!?

 

今、娘の小学校では、理不尽と思うような校則はないですが、もし、そういう芽を見つけたら、娘と話してみたいと思います。

 

「あなたはどう思う?どうしたい?どうしていきたい?」

と、とにかく校則を守る立場の生徒たちが、何を望んでいるのか、その声をきくことが一番だと思うから。

 

どうか、ブラック校則をなくせますように。

生徒たちが望む声を反映した校則を、つくってほしいものです。

自分たちで意識して作った校則なら、生徒たちもちゃんとすると思うし、やはり、何事も頭から決めつける、押し付けるのではなく、与えるのでもなく、考えさせる。

考えて、意識して、実行させる。

そのプロセスを、もっともっと、学校はやってほしいものです。

 

そして、、

私、、アドラー心理学にも興味あるのですが、

中でも、アドラーの子育ての目標というものが、とても気に入っているのですが、、

アドラーでは、

「私は、能力がある」

「人々は私の味方だ」

という意識を子どもたちの中に植え付けることを目標とし、これを「勇気づけ」としています。

 

そうして勇気づけられた子供たちの最終的な目標としては、、

「自立する」

「社会と調和して暮らす」

となっていくのです。

 

まさに、ココ、大事じゃないですか?

 

ブラック校則、なくしていきましょう。

少しでもおかしいなぁと思ったら、声上げていきましょう。