『残り全部バケーション』 伊坂幸太郎・著

落ち込んだ時は、伊坂ワールドに救われる。

今回も図書館で借りてきた一冊で、心にすぅっとはいってくる言葉たちが新鮮で、読んだ後とても前向きな気持ちになりましたo(^-^)o

~~あらすじ~~
裏稼業を生業とする「溝口」と「岡田」。
二人は、当たり屋をメーンとし、毒島の命令で、日々こまごまとした、裏稼業の手伝いをしている。

ある日、岡田は溝口に仕事を辞めたい、と言いだす。
岡田は、どうせ仕事をやるなら相手が辛そうな顔をするより、喜ばれる仕事をしたい、と。
相方に突然仕事を止められては困る溝口は、ある条件を出す。
「メールで今すぐ友達をつくれ。さもなければ、アウトだ」

そういうと、溝口は岡田のPHSをとり、適当な番号を入力しメール送信する。
文面:
「適番でメールしてみました。友達になろうよ。ドライブとか食事とか」

~~~~~~~~~~~~~~~~

伊坂ワールドではおなじみ、裏稼業を専門とする人たちのお話です。
怖い取り立てとか、暴力とかふるっちゃうのに、どうしてか、伊坂ワールドに出てくる裏稼業の人たちは、くすっと笑えて、ちょっぴりしんみりする…。そんな人たちです。

溝口は、はちゃめちゃで、一直線。頭であまり物事を考えず、いきあたりばったり。
岡田は、クールで頭もきれるのにお人よしで、困っている人をほうっておけない。

親子ほど年の離れた二人は、何かと気が合うコンビ。
面白いですね、こんな二人がいたら(笑)


…ところで、、
「とんでもはっぷん」って知ってますか??

「とんでもはっぷん、あるいてじゅっぷん」(飛んでも8分、歩いて10分)。

私は知りませんでしたぁ~σ(^_^;)
旦那に聞いたら「ああ…」と思い出したかのように、そんな言葉あったっけな的な。

年配の人は知ってるのかな!?

本書にあるんですよ、
「飛んでも8分、歩いて10分、2分しか違わないってなったら、飛ばないか?」
「2分しか変わらないとか言ってもな、俺なら飛ぶぜ。飛べたらやっぱり嬉しいだろうが」

「最近の若い奴らは、女口説くときもメールつかったりするじゃねぇかよ。
それなら、歩いて家まで来た男が「好きだ」といったほうが、ぐっとくるだろうが」
「だけど、それよりも、だ。空飛んできて「好きだ」と言ってきたら、これはもう付き合うしかねぇだろうが」
「いいか、飛んでも8分、歩けば10分、メールは一瞬。だとしても、飛べるなら飛ぶべきだ。そんな経験、しなきゃ損だろうが」

旦那に同じ質問したら、
「飛ぶ」と言ってました(笑)。

メール世代の若者はどうかなぁ?
飛んでくれる勇気…あるだろうか(*v.v)。