『船を編む』 三浦しをん・著
…このところてんで読書ができなかった。
私の仕事の多忙とノエルの体調管理に気をつけていて、まったく趣味を楽しむ余裕がなかったのです。
で、、
このところもノエルの発熱⇒看病の日々に全てを費やし、買い出しも家事もほとんどレオパパがやってくれていて、私自身も家と病院の往復に明け暮れていたのですが、
ほんとうに気がめいってしまって、
気付けば家で横になってばかりでした。
…そんな本日日曜日。
ノエルも少し調子がよくなったので、レオパパが外食しようよ、とショッピングモールに連れて行ってくれました。
そこでノエルとレオパパが二人でお買いものしている間、カフェは久しぶりに書店に立ち寄ることができたのですねっ!!
そして久しぶりに読書の世界にひたり、活字に癒されておりました。
今回読んだのが、今月末映画化も控えているという『船を編む』です。
前々からベストセラーとかTVでも話題にのぼっているしとにかく読みたいな、と想わせる要素がある本だったので気になっていたのですが、
今日、時間がない中書店でものすごい勢いで立ち読みして読みましたっ!(笑)
~~~あらすじ・感想~~~
社内でひときわ奇人変人、キモイと噂の馬締光也(まじめ・みつや)⇒性格はいたって真面目。が、国語辞典『大渡海(だいとかい)』の編集スタッフとして配属されます。
このお話は、国語辞典『大渡海(だいとかい)』を完成させるまでの馬締やその周囲の人々の間で起こる様々な出来事をコミカルに描いています。
そして、辞書づくりにかける馬締たちの情熱というか、職人魂みたいなものを感じる一冊です。
今まで辞書って分からない言葉とか意味を知りたくてなんとなく引いていたけれど、よくよく考えるとその辞書を作る人ってのも存在するんだよなぁ、とこの「船を編む」を読んで思いました。
辞書を作る人は、一つの言葉の意味をあらゆる方向から考えているんだな~と感心させられたり、その一方、自分が「○○を説明せよ」と言われたら、辞書みたいにちゃんと答えられるかな??など考えさせられる題材がとても多かったです。
とくに馬締が「つうとかあ」の意味をまじめに考えるシーンがあるのですが、
~~「おーいと言えばお茶」、「ねぇと言えばムーミン」、じゃあ「つうと言えばかあ」ってなんだ?~~
といった文面があるのですが、そこでクスリと笑ってしまいました(笑)。
本書では言葉のこういうやりとりが非常に多くて、そうだよね~!あるある!そういうこと!って妙に納得したり、言葉の一つ一つを新鮮に感じたり。
国語や日本語ということを改めて考えるきっかけになる本だなと思います。
…それにしても、以前、広告代理店で雑誌の校正を担当していましたが、この話を読んでその時の日々を懐かしく思いだしました。
見落としがないか、本当にこれで印刷をかけていいのか。
最後の最後、ギリギリまで粘って誤字脱字がないかをチェックする。。
根気と気合以外の何物でもないのですが、「船を編む」でもその校正にかける意気込みや気迫が感じられてジーンと感動してしまいました。。
映画はきっと面白いものになるでしょうね。
辞書編集部の実態というか、出版社の編集部って独特で本当に面白いですからね!
映画、見に行きたいな~!