『プリズンホテル』 浅田次郎・著



なにも考えたくないときは、読書するに限る。


図書館でどっかり本を借りてきているので、読んでます。

お盆明けくらいまでは、色々よみふけこもうとおもってます。


その中の一冊、、


『プリズンホテル』


図書館でパラパラっと最初の2、3ページをめくって読んでみて、

立ったままぐいぐいと読み進めそうだったので、借りてきました。



~あらすじ~

母は幼い時に若い男と出ていき悲しい別れ方をした。

そして、職人気質で地道に生きてきた父も年老いて死んでしまった。


そんな主人公の唯一の肉親である叔父は、『ヤクザ』。


その叔父が、今度ホテルのオーナーになったという。

名前は、『奥湯元あじさいホテル』。

叔父に対してはあまりよい印象を持っていない主人公も、興味がてらホテルに足を延ばすことに。


そこで主人公を待っていたのは、

叔父をオヤジとあがめるヤクザの従業員たち。

と、その客(は、全て極道の世界の人たち。。)


そう、ここは

任侠団体専門のホテル、巷では「プリズンホテル」と呼ばれていた。



そこへひょんなことからやってくることになった、熱血ホテルマンの支配人や板長、シェフ。

さらには、フルムーンを楽しみに来た夫婦に、一家心中をしようとした家族まで現れて…。


と、、なんとも不思議な色んなものがごちゃっと混ざったホテルでの出来事がお話です。


少し前に『任侠ヘルパー』ってドラマがあって、あれも極道の世界の人たちが介護の道にはいる、って設定だけど、あれのホテル版みたいなカンジかな、と思った。

ホテルの客は一応、任侠の人たちが主なんだけど、たまにちょっとふつーのカタギの人たちも来ちゃう、というそんなカンジですね。


で、極道なりのやり方でホテルをやっていく、というのがはちゃめちゃだけど、読んでいて面白かったです。



…読み終えて、コレ、ドラマにしたら面白いね、と思った。

浅田次郎作品は、本で読むのもイイけど、やっぱ映像化するとどうなるんだろう!?とワクワクしちゃうんだよね。


そしたら、すでに過去にドラマ化されていたんですね。

やっぱね~!この舞台設定でこのストーリーなら、ぜったい映像化ありでしょ!と思いますね☆


現代版にアレンジしてもう一回映像化しないかな~!?

原作では主人公はあまり良い感じの男ではないので、その辺ばさっと切ってしまって、

ホテルの従業員たちにスポットを当てる感じにすると、面白くなりそ~♪♪なんてね。

勝手に頭の中で映像化して楽しんでます。