昨日、テレビで見て
「あっ!!!」
と、思ったニュースがありました。
それは、
小学生の女の子が通りすがりの人に
「おじいちゃんが危篤で病院へ行くのにタクシー代を貸してほしい」と言って、
現金をだまし取る事件が相次いでいる…と。
…
…
…
これね、、こういう親切心につけこんだ、しかも小学生が相手ということもあって、
そりゃあ大人も気も緩むでしょうよ。
この事件を知った時、数年前のことを思い出しました。
ちょっと長くなります。
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私が都内でOLをしていた頃、
残業をしていたとき、会社のインターフォンがなって、出てみると、
小学生の男の子が立っていて、
「自動販売機にお金を入れたけどジュースが出てこない」
と言われたんです。
「はぁ????」
と思ってよく聞いてみると、
会社のビルの隣に自販機が並んでいて、そこに1000円入れたらしい。
だけど、吸い込まれたまま出てこない。
おつりボタンを押しても何も作動しない。。
ってことで、このビルの人に聞けばどうにかなるだろう、と思って訪ねてきたらしい。
正直言って、うちの会社に言われても困る。
正確には自販機は自販機でメーカーとか設置店に問い合わせるのが筋ってもの。
だけど残業時刻19時ごろでは、自販機に記載されている電話番号にかけたところで、「営業時間外になっております…」のアナウンスだけ。
私も出来る限りのことはしてあげようと、少年とともに自販機を見に行ったり、
となりの商店のおじさんに掛け合ったりしたんだよ。
だけどさ、どーにもならなくない!?
そしたら少年がこう言ったの。
「…そのお金がないとおうちへ帰れない。」
って。
よくよく聞くと、この周辺におじいちゃんの家があって遊びに来たんだけど、留守でしかたなく帰ろうと思った矢先、その自販機でトラブルがあった、と。
「そのお金がないと電車に乗れないんです」
と言い放った。。
んん~~~…
これってどうなの?
私はその時点で、この少年にお金(1000円)を渡すこともできたわけだけれど、
軽々しく、じゃあ使いなよ、と渡す気にはなれなかった。
商店のおじさんも困ってる。
(たぶん、カンケーないのに私がひっぱりこんだから困惑してるし、オレ、1000円貸すの?貸さなきゃいけないの?このおねーちゃんが出すんでしょ?)と思っていたんじゃないでしょうか。
私は
「警察に行くしかないよね、ね」と警察へ行くべきだということをなんとはなしに匂わせた。
商店のおじさんも生返事くらいで、早く解決できないものかと思っている。
1000円を小学生の少年に渡すこともできないなんてみみっちい女かもしれない。
会社に戻ってバックの中からお財布を取り出すこともできる。
でも、でも。
このまま渡してしまってよいのだろうか?
私は「警察」押しで行こうとしたその時、
会社から同僚の男性が仕事終わらせて出てきて
「どうしたの?」と言うので、
事情を説明すると、
「1000円あったらいいんでしょ?」
といって、何も考えることなく即、少年に1000円渡してしまった。
私も商店のおじさんも(え!え!いいの?渡していいの?)って感じでビックリ!!
今までここで色々アタフタしてたのはなんだったのよ!?
だけど同僚の男性はさらりと
「場所わかるだろ?返すのはいつでもいいよ」なんてカッコイーことを言って「お疲れ様!」と立ち去ってしまった。
少年は
「ありがとうございます!きっと返します!」
と目をキラキラさせてその場を去って行きました。
名前も住所もなにも言わずに。。
…
…
…
私はそこまでの一部始終を見届けながら、ボ~っとして社内に戻り、
今あったことを隣の席の同僚に話すと、
「…怪しくないですか?」
と言ってきた。
(やっぱり!やっぱり!そうだよね!!そう思うよね!!)
そう、私はさっきの同僚の男性にもそう言ってほしかったの。
だけどあの人は~お金渡しちゃったし。。
そして隣の席の同僚は
「電話貸して親呼べばよかったですね…」
とポツリ。。
そっかぁ、そうだなぁ。。
商店のおじさんも私もあまりにも少年の話にのめり込んで、冷静な判断失っていたかも。
そうだよね~。
どんなに遠くたって所詮少年の自宅は都内。「××区に帰りたい」と言っていたので親が迎えにこれないはずはない。
…その後、一週間、一ヶ月、半年…たっても少年がお金を返しにくることはなかった。
そして自販機が壊れていたのかという真意に関しても誠にもって定かではない。
ただ、私も1000円を吸い込まれて、万が一にも出てこなくなるのは嫌だったので実験はしていないけど、小銭で入れた時はちゃんと作動したぞ!!
ジュース買えたぞ!!
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昨日、その小学生詐欺のニュースを聞いて、この出来事を思い出しました。
その時の少年はすごくテキパキとはきはきしたしゃべり方をしていて、
お金が吸い込まれてジュースが買えないという落胆さも、
なけなしのお金がなくなり家に帰れない恐怖心、不安感、
そういったものが、微塵も感じられませんでした。。
それより、1000円あれば…といったことばかり言ってました(^^;
しかも、その時私の会社は4Fにあって、エレベーターでしか入ってこれないのを少年一人で堂々と入ってきたことにも驚きがあります。
周辺の店もやっていたし、人通りもまばらながらあったはずなのに。。
とにかく1000円貸した同僚の男性があんまり物事を深く考える性格でないため、
この子のことは、私が話し出すまで忘れている始末。
子供といえども、たとえ大人から見たら少額であったとしても「お金」は「お金」じゃないでしょうか?
気軽に渡したりなんて私はできない。
このニュースを知って、そのときのことを思い出しました。
あまり読んでいて気分の良いブログ記事でなくてすみません