今朝「あさイチ」をみていたら、
『ニルスの国のたたかない子育て』というテーマで、
スウェーデンの育児事情について放送されていました。
日本では、「虐待」問題が後を絶ちませんが、スウェーデンではたたかないで子育てを上手にしていく、という方針がなされているようです。
私もノエルが「ギャー!!」ってなると、イライラします。
ノエルがもっと小さくて頻繁におっぱいを求めていた時は、ちょっと離れるだけでギャンギャン泣くし、全然家事もできないし、一日中つきっきりで外出もできなくて…寝不足とか色んなことも重なり感情的にノエルのお尻をパンパン叩いたこともあります。
叩けばノエルもビックリして少し泣きやむ。
そして私も少し心がスッキリする。。
その時は(しかたない…)なんて自分の行為を正当化しようとしていましたけど、
よくよく考えると、やっぱりこれも虐待の一つなんだろうな、、と思います。
心にゆとりがないほど、感情で走りやすいです。
今は、育児も一段落し、趣味の読書をする余裕までできているので、叩くこともなくノエルが泣いていたら、よしよしって頭をなでてやさしく抱っこできます。
あさイチの番組をみて、スウェーデンの子育ては確かに魅力的でした。
自分もできれば、そういう親でありたいと思いました。
とくに男性が子育てに積極的という点が素晴らしいですね。
スウエーデンの母親はほとんど皆仕事を持っているから、子育てを夫婦でうまくできるというのは、とってもりそうです。
日本は、最近になって『イクメン』という言葉が出てきたくらいですから、まだまだスウェーデンの男性に比べて日本の男性は、子育てをお手伝いしているくらいの認識しかないと思いました。
でも子育てって「お手伝い」感覚じゃダメなんですよね。
スタジオの先生も言ってましたが、
父親も母親と同じ目線で、同じ気持ちで真剣に子供と向き合うことが大切だって。
だから、ミルク・おむつをあげたからいいだろう。休日遊んでやったからいいだろう。と、なにか一つ、二つなしとげただけで、子育てをしている気になっていたら、やっぱりダメなんですよね。
でも、日本の「母親」像の中には、
しっかり子供のしつけをできるのが立派な母親って意識ありませんか??
実は私もそういう意識持ってました。
子供一人しつけられないのは、母親として情けないとか。
公共の場で子供がギャーギャーうるさくするのは、母親のしつけがなっていないからだ、とか。
…そんな意識に母親のみならず、日本人は縛られているような気がします。
その意識をとっぱらうことが、今必要なんでしょうね。
『ニルスの国の子育て』の中で、私が感じたことは、
「家庭における子育ては、社会に出てから必要となるコミュニケーション能力を養うこと。」
です。
子供が社会に出た時に人とどう関わっていくことが必要なのか、どんな関わり方がよさそうか、というのを学ばせることが大切。
そんな風に読みとれました。
家庭で母親が一方的にしゃべって子供を従わせていたら、社会に出た時、その子供は相手を威張り倒して言うことを聞かせることになるかもしれない。
また、父親が殴って叩いて子供に言うことを聞かせようとしたら、社会に出た時、その子供は相手に手をあげてわからせようとするかもしれない。
どこかで同じことを繰り返す。
そんな負のスパイラルが繰り返されてしまうかもしれないですね。
スウェーデンでは、「たたかない子育て」に約30年かけたそうです。
日本もこれから30年以上かければ、同じように意識改革をできるかもしれませんよね。
「子育て」の意識改革は、これからなのかも。
私も子育てに対してもう少し寛容に考え方を少しずつ変化させていきたいな、そんな風に番組を見て感じました。
…そして、
夫婦関係の在り方。
これも重要ポイント!
夫婦の足並みをそろえること、これこそが子育てには欠かせないと強く感じました。
今日から少しずつ実践できることはやってみようと思います。