『愚行録』を観た。
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週刊誌の記者の男が、1年前に起きた一家惨殺事件の取材を始める。
同僚や学友など周囲の人間から、理想的に見えた夫婦の意外な素顔が明かされる。
また、証言者らの本性、そして記者自身が抱える問題も浮かび上がっていく。
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近所の人には評判が良かった夫婦が、学生時代の交友関係をあたると、どちらにも愚行があって恨まれる要素がある。
誰が犯人なのだろうと思っていたら、まさかの人にいきあたり記者自身にも繋がっていく。
登場人物の愚行によって精神的肉体的に壊されていったある兄弟のお話。
とはいえ、その兄弟もまた愚行を重ねているのだから救いのない世界だなぁ。