「え」
「俺の子どものくせに」
「すげーなこいつ」
不覚にもというか
僭越ながらというか
いや
きっとどちらでもなく
ひとりの人間として純粋に
我が子に驚くこと
多々あります
知らないあいだに
補助輪なしの自転車に乗れてたり
逆上がりが出来てたり
雲梯(うんてい)をラクラクこなしたり
ローラーシューズで光源氏並みだったり
細やかな調整が必要な料理ができてたり
外国語を理解してたり
すごい手捌きで鍵盤を弾いてたり
大人の食い物が好きだったり
物怖じせずに世間と会話してたり
結構難しい人間関係のなか
上手く押したり引いたりしながら
上手に社会生活を送っていたり
親である自分自身を必要以上に卑下したり
親バカでわが子を過大評価したり
といった部分を差し引いても
やっぱり
思うことが往々にしてあります
「え」
「俺の子どものくせに」
「すげーなこいつ」
って
やっぱ子どもって
産まれた瞬間から
ひとつの人格を持った
ひとりの人間だなぁ
と思います
こうしてテキストにするとなんだか
少し(頭の)足りない親みたいですが
(実際足りないところだらけだと思いますが)
蛙の子は蛙
とか
トンビが鷹
とか
エビで鯛
とか
いや
それは違うか
とにかく
半分は俺の遺伝子を継いでいるはずなのに
俺より進化してるなコイツ
と思うことが多いです
そしてそれこそが
種の保存を目的とした
生物の進化
ってやつなんでしょう
それを目の当たりにしただけでも
まあ
自分が生まれてきた甲斐があったのかな
なんてことを感じる今日この頃ですが
還暦過ぎたら
自分のためだけに
ワガママに生きようと思います
