想像してみよう
朝いつも通り出勤したら
オフィスのドアには鍵が掛かっていて
(シャッターが閉まっていてでもいい)
隙間から中を除くと真っ暗で
もちろんそこには誰も居なくて
しばらく待っていると
他の社員も次々と出勤してくるも
同じ光景を目にした皆が
鳩が豆鉄砲を食ったような顔になって
少しずつ騒ぎが大きくなって
そこでようやく
事態をのみ込める者や
事態の背景に少なからず
心当たりのある者が出てきて
リーダー格か年長の者が
騒ぎを収めつつ皆に一旦
散会と自宅待機を促し
それでも公式なアナウンスは
いつまで経っても流れず
皆が自分の置かれた立場を
正しく把握できなくて
そうこうしているうちに
代表電話への連絡がとれなくなったことに
いち早く反応した関係先が
一軒また一軒と
オフィスビルへ駆けつけ
ロビーはごった返し
やがて怒号が飛び交い
そのうち
社名検索をかけた者が
WEBニュースで会社の置かれた状況を知り
従業員、取引先、金融機関など関係先
入り乱れた本当の騒ぎに発展する
想像してみよう
冷静な者はいち早く
ハローワークに駆けつけ
雇用保険の失業給付申請を開始し
家族への責任感の強い者や
計画性のある者はすぐさま
その足で転職活動に入る
しかし
勤務先の不幸による就職活動ほど
茨の道はない
よほどのスキルがあれば別だが
職を求めて彷徨い始める者の多くが
ただ真面目に勤めてきただけの凡夫であり
凡夫の集団だからこその結末
と言えなくもないこともあり
就活者の被害者意識と
それらを受け入れるかどうかを検討する
応募先企業の人事担当者のあいだには
大きな認識のズレがあり
若いうちならまだ良い
40(歳)
いや35(歳)を越しているともう
相当
相当厳しい
茨の道になるのは間違いない
想像してみよう
そんなことになるぐらいなら
そんなことにならないように
今どうすべきか
今なにをすべきか
今どんなことをしないといけないのか
明るい未来も
暗い未来も
当事者意識が持てるかどうか
環境依存や他力本願から
脱せられるかどうかに
掛かっていると言っても過言ではない
百年続く会社なんて
早々あるものではない
与えられた仕事が
十年先にもあるかなんて
誰も予知できない
組織に属して居ようと居まいと
主体性を持って生きられるかどうか
今一段と厳しく
問われている気がする
では
ニューウィークも
頑張りまっしょい
