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録画してあったNHKスペシャル
「司馬遼太郎思索紀行 この国」の第2集
「"武士"700年の遺産」
を観ました

「名こそ惜しけれ」

重税に苦しむ農民が地方に逃れ
厳しい環境の下ようやく開墾した自分の田畑
それを守る目的から武装し
その武芸を磨いたことに端を発する
"武士"

その武士が初めて政権を得た
鎌倉時代に育まれた
"私利私慾を恥とする精神"が
前述の"名こそ惜しけれ"であり
"名を汚すようなことをするな"
"恥ずかしいことをするな"
という意味だそうです

武家政権の拡大とともに
全国に浸透し
後世に至るまで広く
階級の別なく武士のモラルとなったという
この精神は
明治維新により武士が消滅したあとも
この国の民の精神ベースとして残り
明治国家から戦後の高度経済成長における
大きな原動力になったと

明治国家が
あれほどの短期間で近代化を成し遂げたのは
"痛々しいほどの清潔さと"
"それがゆえの貧しさ"
つまり
"清貧"であり
収賄など皆無であったからだと

戦後(太平洋戦争/大東亜戦争)についても
同様であり
傀儡政権だの偽りの自由だのと
卑下する必要はまったくなく
復興と躍進を遂げたのは
この精神ベースがあったからにほかならない
との言葉もありました

平成の世に移り
はや28年となる現代
"グローバリズム礼賛の中で"
"忘れ去られようとしている"
"日本人独自のメンタリティ"
"それに光を当てる"
というのが
番組の趣旨でしたが
グローバリズムを
"世界と伍していく"ことだとすれば
そこにこそこの精神ベースと
それを以ての
"日本人としてのアイデンティティ"
必要なのではないか
と個人的には思います

他人が見ていようといまいと
恥ずかしいことをしていないか
己に恥じるようなことはしていない
という確信が常に持てているか
自画自賛、自己満足に陥っていないか

今一度
自分を見つめ直す
良い機会になりました

オケ
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