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他国の宗教と政治について
意見を述べることは控えているので
今回フランスで起こった
悲しい事件についても
その内容や是非については
触れるつもりはないが
被害者のご家族のお気持ちを考えると
どうしようもなく悲しくなる
被害者が家族だったら…
被害者がわが娘たちだったら…
そして
憎いと思う
起こした人だけでなく
起こさせた人のことも

しかし
起こったことだけに目をやり
ただ悲しみ
ただ怒り狂うだけでなく
なぜそれが起こったか
なぜそれが起こるに至ったか
なぜそれを防げなかったのか
その背景や起源までキチンと
知ろうとする必要があると思う

負は連鎖する
ゆえに
その原因となった最初の「負」を
世に放った者がいるはずである

その者は
そんなつもりはなかったかもしれない
軽い気持ちだったかもしれない
それぐらいで他人は傷付かない
そう思っていたのかもしれない
むしろそれは"他人にとって良いこと"
と思い上がってやったのかもしれない

しかしそれが連鎖するあいだに
負の方向へ拡大に拡大を繰り返し
最終的にはこのような
愚行を起こさせることとなり
直接的には関係のない人たちを巻き込み
悲劇的な結果を招いている

他人のことに口を出す人
他人にやってもらってばかりの人
他人の評価ばかりしてる人
他人のせいにばかりしてる人
他人に厳しい人

自分のことを言われると憤慨する人
自分でやろうとしない人
自分自身に向き合わない人
自分のせいではないと思ってる人
自分に甘い人

利己主義な人
利権を離さない人
「競う」ことしか頭にない人
「奪う」ことしか頭にない人

負の連鎖のオリジンは
そういう人たちだと思うが
もしかしたらそういう人たちさえをも
そういう風にさせた
"根源"となる人や事象が
存在したのかもしれない

そうなるともう
とてもじゃないが追い切れない
つまり
"負の連鎖"だけではなく
"チェーンリアクション"自体は
遡ってどうにかなる
ものではないのだと思う

戦争は
「風が吹けば桶屋が儲かる」と同じく
因果関係と連鎖反応の掛け算の
最悪の末路だと思う

結果をみて
「我は善人」と悦に入ったり
滔々と是非を論じることは
今回のような悲しみの再発を防止する上で
良い手立てではないように思う

かと言って
どこかのスイッチをオフにしたり
経路のどこかを切り替えたり
何本かあるコードのどれかを切れば
すぐに解決するような
簡単なものでもない

長い年月が掛かるが
やはり
一人ひとりの日々の心掛け
それしかないように思う

そしてそこから始まる
草の根運動的な日々の活動が
やがて大きく花開き
いや
そのような華々しいものではなく
"気が付いたら平和であった"
"今日も平和でよかった"
という結果に結び付く
それが理想のかたちなのかもしれない

偉そうに言ってるが
こんなのも所詮
理想論に過ぎないと思う

"人間はいつまで経っても"
"そこまで高尚にはなれない"
"エゴからは決して逃れられない"
そんな悲観的な思いも
同時に抱えている

しかし
日々の出来事の表面的な部分にだけ
単細胞的に軽々しく
いちいち反応するのではなく
そのひとつ奥にあること
できれば
ふたつみっつ奥にあることにまで目をやり
具体的でプラクティカルな
悲劇の再発防止策について自分なりに考え
自らの行動を戒めることが
「雨垂れ石を穿つ」で
長い長い年月は掛かれど
今よりは少しマシな世の中に
人間を導いてくれるのだと
そんな風に思う

被害者(被災者)へは追悼を
加害者(加災者)へは謝罪、猛省とそして
負の連鎖を断ち切る勇気を
さらにそれらの背後で
密かにほくそ笑む者たちへは地獄の苦しみを

そして
自分を含む世の中の人たちへは
ほくそ笑む者たちを正しい方向に導く努力と
ほくそ笑む者たちさえも赦す心を
それにより
負の連鎖を断ち切る手助けを