連休中はNHKコンクールの録画を見ようと思いつつ、中学校の部しか見られていません。時間も長いし、このまま見ずに埋もれちゃうかも…。

中学校の部の課題曲、flumpoolの「証(あかし)」、震災のあった今年にこの曲、というのは何かの巡り合わせかなぁ、と思いつつ、感慨深く聴きました。

特に、最後にflumpoolとスペシャル合唱団が一緒に歌った「証」には、涙が止まらなくなってしまいました。その前に、南相馬で家を失い、その後福島に転校して、全国コンクールにやってきたという男の子の話を聞いたせいかもしれません。

「お涙頂戴」とか、「あざとい」とか、色々言われているようですが(確かにかなりベタな内容ではありますが)、でもあの場で一緒に歌いながら泣いていた中学生たちの涙にウソはないと思います。感動的でした。

さて、NHKコンクールの課題曲に関しては、色々言われていますよね。

特に、ここ数年、中学校の部はずーっとポップスです。いわゆる流行歌手の方々が作詞作曲して、合唱編曲されたものばかり。来年もまたそうみたいです。

これに関しては、私も思うところはあります。何も、狙ったように中学の部だけ、それも毎年、っていうのはどうなの?、と。

特に、「コンクール」に思い入れを持っている「合唱人」の方々には反発が多いようですね。

でも、親しみやすいメロディーやポップなリズムの曲が、間口を広げていることも確かだと思います。

コンクールでは二度と使われないかもしれませんが、一般の合唱団や学校で、「この曲、歌ってみよう(歌ってみたい)」と思う人が多いのは、中学校の部の課題曲だった曲がほとんどです。

実際、「虹」「手紙」「YELL」などはあちこちで盛んに歌われていますし、聴いていても親しみやすく、楽しめます。

一方、私などはコンクール向けの合唱曲が苦手です。今回のNコンでも、実は自由曲の多くを最後まで聴けませんでした。だって、聴いていてつまらないんだもん(笑)。メロディー無いし。

邦人作曲家の合唱曲は決して嫌いではなくて、名曲も多いと思うのですが、そうしたいわゆる「名曲」がコンクールにかかることはまずありません。難解で聴いていて楽しくない曲の方が、なぜかコンクールでは受けるようです。

たぶん、その手の曲ばかりであったら、合唱は一般の人たちからますます敬遠されてしまうのではないかと思います。

ポップス系の合唱曲って、バカにされやすいけど、コンサートで受けるのは実はそちらなんですよね。

去年まで参加していた小学校のPTAコーラスは、指揮者の先生が編曲したポピュラーばかりでしたが、楽しかったですよ。確かに食い足りない部分はありましたが、譜面(ふづら)はオーソドックスなものより実は難しく、新鮮な経験でした。子どもたちと一緒に歌った時は、みんなすごく楽しそうにノリノリで歌ってくれました。

色んな意味で、中学生がこういう曲をやるのは決して悪くないと、思っています。

と言いつつ、来年の課題曲はどうなんだろう?、ってちょっと怖い部分はありますが。新曲である以上、当たり外れっていうのは確実にありますからねぇ。