今年も年末恒例の息子の合唱団の演奏会が終わりました。
今年は例年に増してチケットの売れ行きが良く、混雑していたようです。
合唱の方は、今年はアルトに年少の子が何人も入ったようで、音量的にいつもより厚くなっていました。ちょっと地声気味ではあるけど、太目の男の子らしい声がたくさんで、これは、女声にはない音色だなぁ、と思いながら聴いていました。
もちろんソプラノはやっぱりボーイソプラノならではの透明感あるきれいな声でしたが、アルトが強かった分、今年はちょっと弱いかな?、と感じないでもなかったです。
最近は男声パートも充実しているので、去年あたりからソプラノが足りない感じなのはちょっと残念です。
まぁ、来年になると、現在充実している低学年がさらにドドッと上がってくる予定なので、そこは楽しみなんですが。
とにかく、毎年こうやって教会の聖堂で、オーケストラに合わせて歌える子供たちは幸せですね。そして、それをたくさんのお客様と一緒に聴けるのも、また幸せなことだと思います。
ただ、今年は私の場合、実は合唱よりもソリストに注目してしまいました。
自分がソロを歌うようになって、一人できちんと歌うこと、良い発声、発音で長時間のステージを務めることのすごさを実感できるようになったので。
何しろ、自分の歌を録音で聴くと、その声や響きの貧弱なことにがっかりしますもん。
ほんの短い曲ですら声がもたないし、増して今挑戦中のオペラアリアやオペラ二重唱なんて、一曲歌うだけでヘトヘトです。
なので、ソリストの皆さんが、軽々といった感じで聖堂いっぱいに響き渡る声で歌っているのを聴き、やっぱりプロは違うな、ああいう風に歌いたいな、と思ったのでした。
息子の演奏会では裏方でいろいろ働くので、これが終わると本当に一段落したな、と思います。
で、ハッと気付くと年賀状やら大掃除やら、年末のもろもろの仕事がどっさり残っていることに愕然とすると…。毎年のことながら、もう少し余裕を持って過ごしたいものなんですが。