声楽のレッスンに行ってきました。

コンコーネは18番から20番。

18番と19番。音程やリズムはOKなんだけど、発声がダメ。小手先で歌ってしまっている。もっと体全体を筒のようにして響かせること。もっと息を背中側に回すこと。

いつもいつも言われていることですが、自分の中で消化できていないので、なかなかうまくいきません。先生のおっしゃっているイメージと、自分の中の体の使い方のイメージが一致しないんですね。これが声楽の難しいところで、人の体の中は見えませんから、最終的には自分で捕まえるしかないんですが。

とりあえず19番まではOKらしく、20番も歌いましたが、これは自分で音をとっている段階から撃沈していたので、当然ながらボロボロ…。次回までにちゃんと音とって来てね、ということでコンコーネは終わり。

残りの時間はすべて二重唱になりました。曲はオペラ「愛の妙薬」から、ネモリーノとアディーナの二重唱("Una parola, o Adina")です。

まだまだ、予習段階で特にレチタティーヴォが全然ダメなのですが、とりあえず通しで。

やはりレチタティーヴォは途中で迷子になりますね…。後半のアディーナがまくしたてるところ、十六分音符連続のところはもうぜんっぜん追いつきません。すごくゆっくりやってもらっているんですが。

歌の方は音だけはなんとか、ですがもちろん発声も含めてこれからです。

とりあえず、今はヘタにテンポを揺らしたりせずに、フェルマータも装飾音符も全部除いて、きちんと楽譜どおり歌えるようにしてきて、ということでした。確かに、一種類ではないとはいえ、CD聴きまくりで耳コピに近い状態ですから。

「誰かが歌ってるみたいだよ」とは先生の弁ですが、そうかもしれません。これはCDの弊害ですね。人のを聴いてばかりいると、そういう風に刷り込まれてしまうわけで。かと言って、全然聴かないとイメージがわかないし。そこら辺の加減が難しいです。もう既に音はだいたい入ったので、当分は聴く方は封印して、自分で歌いこんでいくのがいいかもしれません。

レチタティーヴォもとにかく最初は譜面どおり、ということなので、これはMIDI作ることにしました。

譜面どおりのリズムが自分の中に入ってこないので、それにはMIDIがいいんじゃないかということで。何しろ、歌手さんたちはフリー過ぎて、聴けば聴くほどわからなくなりますし(^^ゞ。

まだまだ始まったばかりで先は長いですが、自分でメロディーを歌えるようになってみると、本当に綺麗な曲で、これを人前で披露できるようになるのが楽しみです。険しい道のりだとは思いますが。

それにしても、とりあえずこれが大変そうだからしばらく二重唱専念らしいんですが、ソロのアリアはどうしましょうね? 自習していくしかないんでしょうが、それこそヘンなクセがつきそうで怖いんですが…。