話し声はだいぶ回復してきたものの、いっこうに歌えそうにならないので、友人に紹介された音声外来のあるクリニックに行ってまいりました。

いや、看板は普通に耳鼻咽喉科なのですが、先生ご自身がオペラも歌われるという、声楽家やアナウンサー御用達のクリニックです。

先に電話を入れたところ、「診療時間内に直接お越しください」ということでしたので、飛び込みで。

結論から言うと、「急性声帯炎・声帯結節」だそうで、結節ができてしまったので当分歌のレッスンは休み。ちょっと時間がかかりそうです。やはり、直後にもっともっと気を使って安静にすべきだったようです。

クリニックはかなり混んでいましたが、それでも一時間まで待たなかったので、耳鼻科の待ち時間としてはそれほど長くなかったような。

問診表には通常の質問の他、音声外来ということで、声種や音域、チェンジの箇所、師事する先生の名前、普段歌っている曲種なども書く欄がありました。

今回はトラブルになってしまっているので、特に発声方法のチェックなどはなかったのですが、ストロボスコープ使用の内視鏡で声帯の動きをビデオ撮影していただいたほか、喉に電極を当てて振動の検査などもしていただいたようです。

撮影された声帯には、くっきりと左右対称に小さな隆起が…。このせいで声帯を完全に閉じることができず、かすれ声になってしまうようです。

帰りがけには、今日の検査・診察の内容と声帯の写真を添えた書面をいただきました。

とりあえずは、安静にすること。歌のレッスンは休むこと。消炎剤を処方されたのでそれを飲んで様子を見ること。10日後再診です。

声帯結節については、帰ってきてからいろいろ調べてみたのですが、結構厄介なようですね。歌わなければ気にしなくて構わないようですが、歌う人には大問題です。消失するまでには結構な期間を必要とするようですし。

幸い、しばらくは歌の本番もありませんので、PTAの合唱練習と声楽レッスンをお休みして、おしゃべりもなるべく控えめにして、治療に専念しようと思います。