そろそろ第九の季節ですね。

実は私が合唱を始めた(再開した)のは、地元の第九演奏会がきっかけです。たまたま、募集開始時期に目に入り、夫も歌ってみたいということだったので(夫は経験者)、一緒に申し込んだのが、確か3年前のことです。その時は、3年後に私がこんな風に合唱三昧になっているなんて、想像もできませんでした。

私自身はそれまでの何十年か、まったく合唱とは縁のない生活でした。最後に合唱したのは、たぶん高校の必修クラブ。選択科目で音楽は取っていましたが、合唱に興味無い先生だったので、授業でやった覚えはありません。

それ以前の経験は、小学校で一度だけNHKコンクールに出たことと(地区予選だけど)、中学は学校を挙げて合唱の盛んなところだってので、三年間ですが、いわゆる日本の混声合唱曲を組曲も含めてクラスで歌った程度です。

で、第九です。

こちらの第九は、本番前に三ヶ月間、毎週一回専門の先生が来て下さってご指導くださいます。一応発声から、ドイツ語の発音、音とりと丁寧にやって下さいますが、ほぼ初心者だった私にはかなーりハードルが高かったです。やはり、いわゆるクラシックの合唱と言うのは、学校でやるような合唱とは世界が違うのだということを思い知らされました。

だいたい、よく考えてみたら、第九をまともに通して聴いたことすらなかったし(^^ゞ。

また、パートを選ぶのに、ここは自己申請だったこともあり、昔ソプラノだったし、事前に自分の音域を確認したら、とりあえず問題なく出そうだったので、とソプラノに行ったのが良かったのか悪かったのか。

と言うのは、現在私は何度か書いているようにアルトにいます。これは、今いる二つの合唱団で、両方とも先生方に声を聞いていただいて決まったパートです。音域的にはソプラノまでいける私ですが、どうも声はアルトらしいんです。

ただ、第九はほとんど初めての合唱でしたし、練習期間が短かったので、もしアルトに行っていたら、途中でついていけなくなっていたかもしれません。慣れないドイツ語、慣れないクラシック譜と面食らうことだらけだったのに、この上内声のアルトとなると、音を入れる苦労はソプラノの比ではなかったと思います。ソプラノは音域が高いですが、とりあえず一番上を歌っていれば良い訳で、そう言う意味では音取りは楽でしたから。

そんなこんなで、毎週必死についていって、ようやくステージに上がって、オーケストラと一緒に歌った時は、やっぱり感動しました。これで、オケ付合唱の魔力に取りつかれたと言っても過言ではないと思います。

だから、それ以来、第九はある意味特別な曲です。今考えると、全然歌えてなかったし、アンサンブルとしてもかなりいただけない出来だったのでは、と思うのですが、それでも大合唱の楽しさを教えてくれたのは、第九です。クラシックの曲を、最初から最後まで覚えるくらい聴きこんだのも、第九が初めてだったかな。

今年も、来月の演奏会に向けて、地元では毎週第九の練習が行われているでしょう。また、客席から聞かせてもらおうかな…。