以前からエイプの5.5Lの純正タンクには、不満がありました。
エイプで長距離は走らないので、ガス欠になった経験は無いんですけどね。
しかし、満タンで200kmそこそこの航続距離はいささか心細いですよね。
昔からエイプ用のビッグタンクは、有りましたが形が嫌で敬遠してました。
一番有名なヤツですね。(笑)
流石にあのデザインは「ナイ」ですねっ!
エイプのスタイルに全く合ってません。
そう思ってる人は、自分だけではない筈です。
他車種流用も考えましたが、シルエットの似ているCD系に変えても、容量は大して増えません。
理想的な形のアルミタンクもありましたが、高くて買う気がしませんでした。
そうこう考えてるうちに面倒になっちゃいました。
もうそんな事も忘れてかけていましたが、某中古用品店で見覚えのあるタンクを発見です!
そうです!
某C国製の怪しいタンクです。(笑)
オークションやアマゾンで見かけるヤツですね。
相場は、1万円前後でしょうか?
ダメ元でチャレンジするには、微妙な価格帯なんですよね。
興味はありましたが、色々な意味で二の足を踏んでいて決心が付きませんでした。
しかし、3980円なら即決です♪
失敗しても、この価格なら心と財布にダメージはありませんよね。
どうやら、取り付けを断念した未使用品の様でした。
商品説明にもそんな事が書いてあった気がします。
燃料コックも付けた形跡が無いので、早々に諦めてしまったんでしようね。
まっ!例の如く、買ってから半年以上放置してたんですけどね。
そろそろエイプにも乗りたくなる時期なので、計画をスタートです。
早速、ネットで情報収集です。
最近は、便利な世の中になりました。
先人の知恵を参考にすれば、無駄な手間が省けます。
どうやら、タンクの全長が3~40mm長いだけで小加工で付きそうです。
当然、タンク後部の取り付け部分のフレーム側の加工は必要ですね。
また、シートもその分後方に下がるので取り付けの工夫も必要になって来ます。
思っていたよりは、簡単な加工で付きそうです。
因みに、タンク容量は「8リットル」だそうです。
本当に2.5リットルアップするなら、完璧ですね。
公称通りの容量なら、良いんですけどね・・・。
弍号機の現状は、こんな感じです。
純正色に見えますが、インテグラとお揃いの「チャンピオンシップホワイト」に塗装しました。
ステッカーも自作の手切りです。
CRキャブに干渉するので、結構タンクを上げています。
先ずは、素組みで載せてみます。
フロント側は、エイプと同寸法でジャストフィットです。
リヤ側は、干渉して浮いてますね。
そもそも、取り付け穴が30mm後方にズレます。
フロント側の位置関係は悪くありません。
空中で位置出ししても正確な計測は無理なので、仮のステーを作ります。
即席の計測用なので、アルミのフラットバーです。
後方に30mmずらして、何mm上げれば何処にも干渉しなくなるか探ります。
昔作ったスペーサーが役に立ちます。
キャブを換えた時に、タンクとの干渉を避ける為に作ったヤツですね。
燃料コックを付けないとダメでしたね。( ̄∇ ̄*)ゞ
スペーサー無しでは、ガッツリ当たりますね・・・。( ̄个 ̄)
こかからは、地味な作業になります。
外装との干渉や隙間を確認しながら、調節の繰り返しになります。
ここで、大事な事を思い出しました・・・
流量の多いタイプの燃料コックに換えるのを忘れてました。( ̄∇ ̄*)ゞ
一回り以上は「デカイ」ですね。(汗)
これは、予想外でした。(汗)
ぱっと見では全長が長いだけに見えますが、厄介なのが燃料コックの位置でした。
全長が長い分、後方に付いて居れば何の問題も無かったんですがコックは反対に30mm以上前方に付いています。
シリンダーヘッドのフィンに干渉してしまう場所です。
外装は切ったり削ったり出来ますが、エンジンはどうにもなりません。
タンクを上げて行くしか、方法がありません。
ただ、スペーサーでタンクを上げるにも限界があります。
20mmのスペーサーで、ギリ当たらな感じですね。
更にスペーサーを増やします。
流石に25mm以上上げてしまうと、サイドカバーとの「チリ」と言うか「隙間」が絶望的になってしまいます。
見ての通りです・・・。
これでは、ダメですね。┐(´д`)┌
気になった部分も修正しておきます。
タンク後方のステーがフレームに対して水平になってません。
ステーを曲げてフレームの取り付け面と水平になる様に修正です。
ここで、一旦冷静になって状況を確認です。
今までフィッティングの基準にしていた燃料コックに注目します。
「何か位置低くねっ!」って事に気付きました。
まだ、結構ネジ山が残ってますね。
10mm弱はありそうです。
余裕を持って「8mmカット」です。
コックが締まり切らなくなるのは避けたいので、最低マージンは確保します。
フロントの固定箇所を支点に円弧状に変化するでしょうから、8mm以上は確実にスペーサーの厚みを減らせる筈です。
試しに、10mm減らして確認です。
16mmで試すとまだ下げられそうです。
大分良い所まで来たので、細かい所にも手を入れます。
一言で言うと「粗い」ですね。
流石「大陸製」です。(笑)
余計な所で、フィッティングの妨げになる所を地道に修正です。
多分削っても問題無いと判断して、削っちゃいました。
細かい所を潰して行く事で
なるべくスペーサーの厚みを減らします。
熱の影響は否めませんが、仕方ありませんね。
ここら辺を着地点としないと切りがありませんからね。( ̄∇ ̄*)ゞ
苦労した甲斐あって?取って付けた感は無くなりましたね。
タンクが未塗装なので違和感はありますが、塗ってしまえば行けそうです♪(* ̄ー ̄)v
タンクとシートの隙間も最小限に出来ました。
シートを外皮を一旦剥がしてシートのベースを少し削ってタンクに形を合わせれば完璧ですけどね。
タンクが長くなった分、シートも後方にズレます。
このネジ穴は、リアキャリアの固定も兼ねてるので変更は出来ません。
シートのステーを加工するしか方法がありませんね。
50用のリアキャリアは付かなくなりますが、100用なら無加工で付きます。
100フレームと違い固定箇所が1ヶ所減るので、強度は下がってしまいます。
せめて、少し短く加工して補強を入れないと心配ですね。
エイプには「リアキャリア有り派」なので、ここら辺は妥協出来ませんねぇ~。
取り敢えず、連休中に出来る作業はここまでです。
仮ステーの寸法を元に十分な強度を持たせ作り直しもしないと行けませんからね。
シートの固定方法も考えないとだし・・・。
色々考える時が、バイク作りの楽しい所でもあるんですけどね。( ̄∀ ̄)