今回は画像でアイダ設計の屋根組をご紹介します。

 

 

母屋の接合部が年単位でねじれてきているような気がします。(右上の母屋接合部のねじれ)

 

 

左上は現場加工なのでしょうか。職人の腕の見せ所です。

 

母屋の接合部を見渡してもかすがいのある所と補強金物が何もないところの違い(何を基準にその区別したのか)がよくわかりません。

 

 

母屋接合部画像は全て屋根の北側です。南側には画像の接合部にみられるすき間すらありません。

 

 

この母屋。そういえば基礎の全周貫通ひび割れがある付近です。そして室内は吹き抜け付近です。

 

母屋は屋根の重さを受けて下に流すもの。仮に一部を切取っても直ちにどこかが崩れるなどという事は無いと思います。ただ、母屋がしっかり剛でないと屋根にかかる様々な力の殆どが外壁に流れるらしいです。そして屋根のうねりの原因にもなります。

 

いざという時に外壁が耐えられるのかっていう話です。

 

また、吹き抜けがあるところはねじれに弱いらしいです。(いざという時のねじれ幅が大きい)それが母屋に影響するのか、基礎の割れの原因に起因するもののかは分かりません。

 

母屋の接合が柔いのが問題なのか、建物の造りの問題なのか、基礎のひび割れの原因に問題があるのか、すべてに関連があるとしたら何が最初に生じた問題なのかって話です。