新築分譲3年で発見した不具合手抜き工事施工ミスを画像で紹介するのがブログの趣旨でしたが、改めて3~5年で発見したと変更させていただきたいと思います。

 

画像は2年~5年の間に撮影したものを利用します。

 

今回はバルコニーのサイディングについてです。

 

東に位置するバルコニーの南面です。汚れがひどいのは南と東面で、北面は水で流れる程度です。

 

 

このようにニチハのマイクロガードですが、汚れます。マイクロガードの汚れは水で流れるとされていますが、この汚れは水で流し軽くふいても変わりません。

 

いずれ調べてみようと思ったのですが、すぐに理由がわかりました。

 

アイダ設計のバルコニーのサイディングは通気無しの縦張りのような留め方となっているようです。

 

下から見るとこんな感じ

 

縦張りというのはこれでいう右側のはり方です。

 

今の主流は窯業系サイディングの裏には必ず通気層を設けますが、それは湿気を逃すためです。

 

当然バルコニーも通気するのが良いとされています。

 

しかし、アイダ設計のバルコニー仕様は通気無しの横胴縁になっているようです。

 

(世間の標準施工:断面 )

そもそも通気胴縁で通気をとるのはは、壁裏の湿気を逃し、カビや腐朽菌の影響から逃れるためです。

 

つまり、冒頭の汚れは、簡単に取れない汚れなのでおそらくそういう事なんだともおもいます。