新築3年後という事で書き始めましたが、気まぐれなゆえに新しく発見したことも書いてみたいと思います。

 

5年後です。とは言えども、以上は年前から把握していました。

 

FRP防水の下地腐る

折角、前回少し褒めたアイダ設計のFRP防水ですが、そのときも触れた立ち上げり(垂直面)の黒い汚れのようなところについて書きました。
 
「ちょっとほじってみるか」と端ったら簡単にえぐれました。
 
 
言い忘れましたが、近ごろは破壊を加える検証(破壊を要するメンテ)を実施し始めました。シーリングの打ち換えや防水層を剥がすのが破壊系です。↓
 
中は結構ネバネバ、ベトベト下地は場所によりけり、そこそこの腐れ加減、、、前回投稿記事と同じ個所のえぐりはこれだと思います。
 
直せばいいのですが、これはちょっと建物?建築?を知っている人でも、ちょっとした汚れ程度にしか思わないのではないかなと思います。
この汚れを見て「あ、これマズイな。水分は絶対にマズイな。」と思えますか?
 
あまりそう思うことはないと思います。
 
「とりあえず、急ぎマスキングテープ貼っておこう。」と分かりながら、一年以上放置する人もあまりいないかもしれません(自分の事)。

黒い汚れっぽいFRP防水の部分は、表面硬さは周りと同じでカチコチです。押してもへこみません。
でも表面わずかだけがカチコチなだけで、中はねちねちではがした表皮は古い板ガム状態でした。もちろん中の素地は腐れ状態です。

(きちんと剥がすと数時間後には濡れ感が無くなる)

施工時、こういった技術(手間暇)が必要なものに弱いのは仕方ない事です。仕方がないと言ってもそれはその程度と家主の度量にもよりますが。

 

「事実、事象」を画像で表現することに重きを置いているブログなので発生機序は割愛します。

 

ところで、これをほじったのは、バルコニーのコーキングが「もう限界かな」と思い打ち換えしたときの休憩タイムです。

剥がそうと思ってもペリペリと剥がれないから撤去の際は削る事になるのがFRP防水です。

折れたカッターの刃先では、表面に傷こそつけられ、削り取る事などは困難です。

今回のように表面にちょっと切り込みが入るだけで中が簡単にほじれることはありません。

 

修復作業は来週かな。今夜は雨なので防水処理をしておかなくてはなりません。

コーキングの出来、不出来

コーキング。外壁のコーキングですが、おかしくなりはじめるのは三年ですね。5年で「もう駄目だ」といった感じです。これもまた、ヒビも剥がれも無いのでぱっと見は解りません。

 

ニチハのサイディングですが、アイダ設計はどうやら純正のシーリング材を使っていないようで(色が違う)いずれ画像で説明します。

 

とりあえず、その窯業系サイディングのコーキングのキー画像をアップして今回は終わりにしたいとおもいます。

新築に住み3年後のアイダ設計その3

外壁系

<ハットジョイナーが歪むほど>

 

<大好きなコーキングの三面接着>

*三面接着確率は結構高いです。後記します。

 

アイダ設計の標準(透湿のはず)防水シートの下端。画像はバルコニーで見えてはならない木が、下から窺えます。

 

この画像は同「防水シート」のまくれ。

 

なお、アイダ設計のバルコニー内側の窯業系サイディングは通気工法でと直貼りの中間的な仕様でした。後述。

 

この外壁サイディングは私が破壊したわけではありません。入隅のシーリングおよび釘打ち部分かつ一辺が玄関土間という状況でこうなりました。*ちょっとつつきましたが、クッキーよりも柔い感じです。

何に対してコーキングをしたかったのでしょうか不明ですが、外壁間の隙間は殆どありません。隙間が無いことは購入時から把握していたのですが、どうなるか注目していたらこうなりました。


同、土間玄関出隅。

シーリング裏側のカビですね。直射日光は当たらないが程よく明るい(90度東側壁面は午前、陽がガンガン当たる)北側の2Mくらいまでカビが見られました。窯業系サイディング上下の合わせ部分のカビが顕著で、他は出隅側に集中しています。

 

屋根に上ると存在する部分。青いのはコーキング専用の下地。ハットジョイナーと呼ばれるもの。幅不足。「左側のサイディングの長さが下端に向けて不足度アップ」のほうが適切な表現になります。

外壁サイディング系はまだまだ画像有りマス。