4月22日 ソワレ、これを観に行きました。

脚本
チョン・セウン
作曲
チェ・ジョンユン
演出
鈴木裕美
翻訳・訳詞
高橋亜子
出演
愛希れいか 上山竜治 清水くるみ
能條愛未 宇月颯 清水彩花 石川新太
坂元宏旬 聖司朗 高原紳輔 石井咲 大泰司桃子 / 屋良朝幸

 

キャストをカテコで改めてみると

素晴らしくよかった。この人数でこれだけのものを作り上げたの?ってビックリするくらいでした。

私は、エリザベートの時の愛希れいかさんは、花總さんに心奪われて今一つハマらなかったのですが、このマリキュリーはピッタリ。声の出し方で、年齢の幅の出し方が半端なく上手いことに今さら気づきました。上山さんもダブルやトリプルキャストで、さほど好んで選ぶことはない人でしたが、この夫役ピッタリで。

私は幼稚園のころにこの伝記全集を買ってもらって、読んだんですが、この拍子のイメージにぴったりなんですよ二人とも。

愛希さんは、この作品で、すごい素敵な女優さんだなあと、いいものをみせてもらいました。

当時、他の本の偉人たちは皆フルネームなのに、この人だけなんで夫人なのか?と結構考えが奇妙なフェミニストにとがってた私は、すごく疑問に残ったものの、女の人がこうやって、研究分野で頑張る、偉業を成し遂げるというのに、心酔して何度も読みました。

女のくせに、とか今は言われないというか言う方がおかしい世の中になりましたが、私は大学入試の時にはっきり面接官に言われた女性は結局さ、男にはさ…その場で口頭できっちり反論はしたけど、結局は地道にコツコツやっていくしかないだ、と思ってやってきたのを思いだしながら。

科学の発展は、光と闇がやっぱりあって、そうなるよなあ…とどこで折り合いつけるか、今だったら、アレかな…とか置き換えて、観てました。

マリーが死の床で、公表できなかったことを悔やみながら、過ごす中、アンヌからのお手紙が届く臨終への場面は、マリーの頑張ってきたところを手紙で振り返る、ずっと真剣に真摯に真実を探求し、自分の出来ることを精いっぱいやりきった、良く頑張ったなあ。とずっと泣いてしまいました。