2つ前の記事に書きましたが、

搭乗案内が遅れましたこと…を機長の声で劇中にリアルに感じることが出来て、本当に旅気分で過ごすことが出来ました。

12時45分とぎりぎりに劇場に近づいていったときのドキドキ感での不安も、すべて旅の良い思い出。

今日は日常にもどっていますが、「機嫌いいね」と気づかれる程度の余裕ある対応が出来ていたと思います。それもこれも、連休のおかげ、と思います。

 

写真の下はセットリスト込の感想です。

 

一幕(お芝居形式)

「Live in Living Color」 (Catch Me If You Can)
「行こうよ どこまでも」(アラジン)
Tune up、La Vie BohemeとOne Song Glory(RENTメドレー)
「僕こそ音楽」(モーツァルト!)
ヤン・ジュンモさん 「時が来た」(ジキル&ハイド)
「ハクナマタタ」と「早く王様になりたい」(ライオンキングメドレー)
新妻聖子「想い儚き」(王家の紋章)
「カフェソング」(レミゼラブル)
「You Will be Found」(Dear Evan Hansen)

 

2日目ともなると、僕こそ音楽、までの流れは、分かってきたので落ち着いてみてました。

「僕こそ音楽」は、海宝くんの演じるのもみてみたいな…さぞ、上手かろうと、影を逃れて、あたりの翳りのある感じなんかきっと。でもモーツァルト!の楽曲でいうと コンサートなら「星から降る金」を綺麗に歌い上げてくれるのを聞いてみたい気もします。

そしてヤンジュンモさん。昨年だったか、ネットフリックスで「シューシポス」というあまり流行ってなさそうなドラマがあって、ヤンジュンモさんがちらっと出ていて懐かしく思い、その主演のチョスンウさんがミュージカル俳優さんということで、検索してたら「時が来た」があって、その韓国語バージョンをいろんな人で見てたせいか、しっくり。ですが、言語が違っても、あの声の厚みって何なんでしょう。マスクの下で口がパカーンと開いてました。

ライオンキングメドレーは原曲キーで唄えて、しかも顔の表情が「子供」やんちゃ、そのものなのに、その数分後にカフェソングで、生き残ったことを苦悩する青年となる、振れ幅のすさまじさ。すごいな…

新妻さん。前日に同じ曲を聞いて、「濱田さんのが、聞きたかったなあ…」(おととしの王家は観に行けていない)とノスタルジーでしたが、新妻さんは素晴らしい歌唱力で、私は満足でした。

本日は登場時間が遅れましたことを…のアナウンスは、むしろそれに立ち会えたのもラッキーで。フライトあるのか、欠航するのか、のドキドキも、開演前のJALの曲も旅気分で本当に良かった。

 

二幕(コンサート形式)
「恋がいつも運命を変える」(ロカビリー☆ジャック)
新妻聖子さんと「世界が終わる夜のように」(ミス・サイゴン)
ヤン・ジュンモさんと「Lily's Eyes」(シークレット・ガーデン)
「One Day More」(レ・ミゼラブル)
When you wish upon a starほか(ディズニーメドレー)
「石になろう」(ノートルダムの鐘)
「明日への階段」(ルドルフ ザ ラストキス)
*アンコール
「December '63 」(ジャージー・ボーイズ)

 

2幕。

1曲目が昨日と違って、曲が変わることもあるんだな…と思っているうちに

新妻さん登場。明るくパワフルで、エネルギッシュ、本当におしゃべりも上手で、楽しかったです。海宝くんはまず名前から素晴らしい。苗字から海宝だよ、と。

堀川さんと2回すでにあっていたのに「初めまして」と言っていたこともあって、トーク部分で、どこで、何を食べたか(きつねうどんを新大阪のテラス席みたいなところで食べていた)を語るうちに「あー!」と言いながら、堀川さんにボディタッチしていく、感じとか観てて楽しかったです。レミゼのオーディション受け続けている堀川さんからの質問は「オーディション」についてで、ビリーさん相手に熱演を皆さん、それぞれ繰り広げた話。でもどの作品か、は、ご縁なんですね…ご縁を大切にしましょう。

 

歌ウマ同士の迫力のある、声の圧たっぷりのミスサイゴンの世界感も大満足。でした。時空を超えてのデュエットは、唄うまいひと同士だと、無限に年齢制限なく聞けるもんなので、楽曲の勉強して、心のリクエストリストをためておかないといけません。

 

ヤンジュンモさん。通訳の人とともに登場。

昨日も韓国で公演で、帰ったら明日も本番がある、やってはいけないスケジュールだけど海宝くんのコンサートだから来た、とか、韓国の若手の俳優たちの歌を聞いては「日本には海宝直人という、すごい俳優がいるんだ」とはっぱをかけている、とか、バルジャンの職業病、腰痛に優しい、一番かるくて、担ぎやすいように乗っかってくれるマリウスだった、とか、超愛されているエピソード満載でした。

ヤンさんと海宝くん。

2人で何歌うのか、男性二人だと闇が広がるくらいしか浮かばず、でも物足りん、ただそれ以外、何かあるだろうけど知らない歌だとなあ…シークレットガーデンは観ていなくて。

でも、二人の声が、畳かけるように歌うあたりとか、すごい、歌が上手い人同士だと、どんなに知らない曲でも聞けるわ、と。

そのまま、ヤンさんが残ったので「彼を帰して」だな、と思ったら、ワンデイモア。

これは堀川さんが念願のテナルディエ夫妻出来るなあ…きっといつかできるでしょう。

ジャベールの田中さんの正統派の声もたまらない。

このワンデイモアがすごくてマリウスの「私は戦おう」あたりから、涙出てきて息苦しくなったくらいでした。

ヤンジュンモさんを一度みてみよ、と学会サボって当日券並んだあのときの衝撃を思い出した。

彼を帰しても聞きたかったですが、公演中だし、声は大事だもんなあ…また、聞けることを楽しみにしています。

 

40分遅れで、無事に始まり、珍しく、新幹線を微妙に早く取ってたため、最後のダッシュが苦しかったですが、ごはんも食べたし、土産も買えたし、心の充電できました。

 

ま、人間が出来ていないので私の上機嫌が何日続くか…つぎの栄養補給が欲しいところです。