写真は博多座の入り口のものです。この組み合わせ8回、去年からの好みでこっちに偏ったのでした。

キャスト別感想。それぞれの日に色々書いたので、さらっと書きます。2016年観た後はこんなこと考えていたなあという記録。ほぼおバカなことです。


シシィ
今年は花總さんでしか観ないことを決めて、それを実行しました。毎回毎回観ているとはまり役、ってこういうことを言うんだろうなあと思いました。少女時代から中年・美魔女時代、からのルドルフ死後あたりからの突然の老い、違和感なく、声も演技も演じ分けられ、とんでもない皇后さまだったけれど、この人もかわいそうな人だったのかもしれないと思うところもありました。
去年、トート見てキャアキャア思っていたのが恥ずかしくなるほど、これは主役はあくまでシシィなんだと、いう事を気づかされる今年の観劇でした。
ご挨拶的にはこれで最後なの?と思ったりもしたけれど、是非、次回も出ていただきたい。
蘭乃さんは、1回しか観てないから、判定不能、です。ただ、次もあった場合、私は、積極的選択はないと思います。他のキャストをどうして観たいときなどの消極的事由のときのみです。

トート
シシィ優先で考えて日程で絞ると、日にち的に城田トートばかりになってしまった上に、去年、あまりに城田トートのビジュアルにどんとはまってしまったし、シシィはゆずれないってことで、当初、城田トートばかりになってしまいました。
帝国劇場で初めて今年観たときは何か違う?って思ったのですが、結局観るたびに、観る日によって、演技プランは「今日、好み」、「今日はそうでもない」とか、私的には「今日はどっち?」的な楽しみがあって楽しめたし、見た目は「連れていって」喜んで、と思って観てました。今年はシシィの物語なんだなあと思いつつも、がっつり、トート登場シーン毎回心を持っていかれました。小首傾げて、冷たい目して立ってるだけで、素晴らしい存在感。歌はシャウトもかっこよく、今年多用のささやき声もゾクゾクと。圧倒的なビジュアルだったら、時々、苦手かもっていう歌い方のところがある日もあったのですけど、全体的にトータルで上手ければ、満足な視覚優位な私です。いつか、再演でていただけるなら、楽しみに見に行きます。
芳雄トート、2回しか観れませんでした。去年よりパワーアップという噂を聴きつけ、どうしても確認したくなって。2回しか観ていないけれど、判定可能な抜群な歌声で、毎回耳が幸せでした。花總さんとの組み合わせで観た1回は最高に素晴らしかったです。見た目は城田トートに比べると人間ですが、去年よりも演技上、人間味が消えて、生き生きとトート(特に体操室)を演じられていて、最後のダンスもパワーアップ。もう少し日程が合えば、機会があったら観たかったです。きっと次回あったら出られると信じています。

フランツ
万里生フランツは、去年よりも、万里生くん特有の歌い方、声の特徴が消され、若いときから中年、老年と老けていく様が素晴らしかったと思います。特に老けているとき。悪夢の時の熱演は毎回目を奪われました。去年は、青年期の良さが際立ち、老年期は佐藤フランツの声の深みがいいなあなんて思ったのですが、今年は老年期の良さが目立ちました。カテコのノーブルなふるまいも素敵だったし。
佐藤フランツは1回しか観てないけれど、相変わらず深くて良い声。これで、さらに演技プランが向上したら、より次回選ぶのに迷いそうです。

ルドルフ
古川くんは今回でもう終わりかと去年思っていたのですが、今年も観られて良かったです。城田トートとの並び、高身長なうえでのあの身長差、2次元の世界で、毎回眼福でした。歌は不調な日も当たったような気もしますが、他はずっと去年よりも良かったし、ママには弱いけれど、結構強気な皇太子で、もう少しで革命が成功しそうです。だからそろそろ次はないのかな…充分見れたのですが、まだ観たいような、そんな気分。
京本くんは2回しか観てませんが、去年の少年よりは少しお兄ちゃんになっていたように思います。歌も声質が太くなっていたように思うし、若いって素晴らしいこと。見た目もまだまだか弱い皇太子だから次もあったら是非。成長を見届けたいです。

ゾフィ
涼風さんは最初観たときに、表情豊かだなあ、やりすぎ?と思ってましたけれど、おじさん5人組みとたくらんでいる場面のクルクル変わる表情が観るたびにツボでした。感情豊かなゾフィ様で。シシィに対抗心燃やしてそうな現役女性って感じ。
香寿さんはイメージ通りの厳しい、全く感情の揺れはなく、厳しい強いゾフィ様。そんな人が最後に憂いながら亡くなっていくのがより悲しく感じました。
どちらも続行可能な役柄でしょうから次回もどちらが出られていても楽しく観るポイントが違っていい感じがします。

ルキーニ
歌は山崎ルキーニ、芝居はソンハルキーニ。全く色の違うルキーニでこれもまたどっちも楽しかったです。育三郎君はミルクが超上手い。去年よりお芝居部分のやり過ぎ感がなくて安心して観れました。キッチュの時にご当地の言葉で「やらんよ」とかお皿を取り上げる時に言うのですが、普通に「だめぇ~」っていうのが一番言い方が好みでした。
山崎ルキーニはスタイリッシュで他の出演者と見た目まぎれちゃうのですけけれど、ソンハルキーニは見た目から小柄で異質な存在感あり、視覚的なインパクトを好む私はソンハルキーニが私の個人的な好みでは毎回目を奪われて面白かったです。どの場面でも斜に構えてニヤニヤ笑いながら傍観者としてみてるのに、民族主義者の叫び声と存在感と言ったら、怖いこと。
育三郎ルキーニは次もありそうだけど、ソンハさんはないかな、と勝手に思ったりするので、どっちも観れて良かったです。

子ルドルフ
大内君、池田君の去年からの続投の二人はさすがお兄さんたち、という感じでした。特に2回しか観ていないけれど池田君、大きくなって、歌い方もうまくなっててびっくりしました。
小さい二人組は本当に小さくて愛しい感じ。今後が楽しみな子役たちだと思いました。

7月10日帝国劇場
花城佐古涼山+大内くん
7月18日帝国劇場
花城田京香山+大内くん

8月7日博多座
花城田古涼成+大内くん
8月28日博多座
花城田古香成+加藤君
9月3日博多座
蘭井田古香山+加藤君
9月4日博多座・千秋楽
花城田古涼成+池田くん


9月11日梅田芸術劇場・初日
花城田古涼山+大内くん
9月19日梅田芸術劇場 
花井田古涼山+大河原君

10月10日中日劇場 
花城田古香成+大内くん
10月23日中日劇場・千秋楽 
花城田京香山+池田くん

去年に比べたら、中毒にはなっていないので感想はこれで終わりです。