カレンダー通り、ただの2連休でしたが、いいお休みでした。小旅行もしたあと、遠回りして梅芸に行ってきました。

花總まり 井上芳雄 田代万里生 古川雄大 涼風真世 山崎育三郎 大河原爽介(敬称略)
これで少年ルドルフはコンプリートだ!とキャスト表をみて小躍りしました。
歌も丁寧に歌うし、なんといっても可愛く、ひ弱さ抜群。意外に振り付け、動きはしっかりしている印象でした。
2階 1列 サブセンター
今回の目的は、芳雄トートの記憶上書き保存、記憶強化のため、でした。
しっかり、記憶に焼き付けた、つもり。
黄泉の世界の入り口から、ベッド上に、シシィを横たえたあと、シシィの手を持って操作するんではなく、後ろ向きに離れて行きながら、離れた場所から、手先で操って、生き帰らせている手の動き。
待って!って呼びかける声に立ち止まって半歩くらい近寄ろうとしているとこ。
結婚式の登場は2階のため、歩いていくところは見えませんでしたが、その時間、久しぶりに、結婚式の白い布での演出をみることが出来ました。
最後のダンス、1か所、ここ、音を上げてたっけ?と歌い方が変わっているところがありましたが、それもロックっぽくて、かっこよかったです。声量がすさまじいので、歌だけで、シシィが怖がるのわかります。
闇が広がる(リプライズ)、短い曲なんだけれど、芳雄トートの歌だと、しっかり闇が広がって、このときに呪いかけてそうです。「子供の命を奪った」と言われても、冷笑を浮かべている感じも怖い。
カフェのシーンを含め、芳雄トートは、台詞の際に、声を変えないので、そこがとてもしっくりします。
「エリザベート泣かないで」のところは、歌い始めの歌は、とっても優しげなのに、押し倒している最中から声が変わっていくところが、顔を使い分けている感じ。ろうそくの消し方も2人とも違って、個性に合っていると思います。もって消すのも紳士的で良い。
「私が踊る時」この歌も、トートとシシィが対等に張り合って歌っていただけると、
『歩いてゆけるわ ひとりでも愛し始めたの』+『お前には俺が必要なんだ もうすぐに憎みだす』人生を~が盛り上がるので、耳が幸せです。私、この歌が結構好きなのです。
少年ルドルフに出会うところ、猫を殺したのリアクション、子供は「びっくりしてあげる」のも喜びそうだと、毎度思います。
体操室のドクトル、普通に台詞言ってる芳雄トートは「待っていた」の「ま」の言い方一音に、喜びが満ち溢れているのがわかりやすくていい、と思います。めちゃくちゃ喜んでいるのが分かる。
「闇が広がる」、抱き合って、客席側ニヤリが悪そう。歌の最中も脅したり、すかしたり、心を意のままに操っている感じを受けます。今日は、初日より、古川ルドルフの声がとても良かったので、聴きごたえがあって良かったです。
マイヤーリンク、いつもルドルフたちなのですが、芳雄さんみるのが最後なので、トートたちのダンスをみていました。ここも毎回目が何個かあるといいなあと、思います。去年は、キスしたあと、数秒おでこゴッチンしていたような気がしましたが、今年はあっさり、ぽいっと後ろ向いていったような感じ、クール。
ルドルフの墓場、去年は、最後、床に大の字だったけれど、こちらもクールにプイッとしている、こっちのほうがいいです。
「悪夢」、ここは、トートより最近、断然、フランツ派なので、あまり目を配れませんでした。
「愛のテーマ」、シシィが息絶えたあとの、表情が、何とも言えず、切なくて、「生きたお前にあいされたい」っていう気持ち、あの暗転までの数秒だけれど、観られて良かったです。
去年は、熱いというか、ちょっと人間らしいという、壁ドン、杖で体なぞる、大の字で寝転がるといろいろトートが目立っていたような気がしますが、今年は、割とクール目だった芳雄さんのトート。「エリザベート」が主役なんだ、とわかりやすい、作りになっているように感じます。
今回、芳雄トート、花總シシィと観られて、その思いを一層強くしました。花總さんはちゃんとシシィの人生を生きてそう。歌以外の音声も表情も、しっかり作られて身についているように思いました。今回、おかげで、物語にすっと入ることが出来ました。
だからこそ、「エリザベート」は主役級の存在感の人でないと物語が破綻してしまうのだと思います。だから…キャスティングは慎重にお願いいたします。
ルキーニも去年に比べるとストーリーテラーに徹しているなあ、と思います。
ゾフィの涼風さん、旅立つとき、分かりやすく咳したりしていますが、あのわかりやすさが、いまや、結構はまっています。結婚式や、たくらみの際などに、プンっとむくれる表情もかわいらしいし。でも、ゾフィの最期、「男」ではなくて、「母」だったんだな、と思わせてくれる涼風さんの演技、しっかり目に焼き付けました。
ルドルフは、姓を名乗るときに、結構、強気に開き直って「ハプスブルク」と言い、蟄居を命じられるまで、かなり、イライラ、やるせない感じでいてからの強めの絶叫系「父上!」でした。
それに対し、「ママ~」っていうすがる感じがコントラストはっきりで、「父上!」って叫ぶバージョンの気持ちもすっとなじみました。
父はライバルで、気弱なところをみせないでいるんだよね、きっと。でもママには弱みを見せる。それなのに、見捨てられるから、死んじゃうんだ…
古川君は相変わらず美しかったけれど、力強いルドルフで、声も初日よりもずっと良く、むしろいままで観た中で一番良かったかも、と思いました。
フランツは今回も絶好調。切なくてキュンキュンします。
お見合いに行きます、っていうゾフィに何か言いかけようとして、でも母振り向くと、笑顔で答えているとこ。
「あなたがそばにいれば」の『シシィ、いやエリザベート』、の名前の呼称により、言い方がシシィの方が少し優しげに言っているとこ
結婚式のシーンから、「最後のダンス」の直前、ダンスしている最中に肩を押さえて、後ろに下がっていくところ、
「私だけに」の直前に、寝室から出ていく歩き方が去年はいつものキリット歩くだけだったけれど、今年も姿勢がいいけれど、それだけではなくて、少し悲しげな感じ。
「私が踊る時」の直前にシシィが少し、お手振りの最中に様子が変なのを「大丈夫?」というように声を掛ける姿、
息子と対立して、最初は威厳があるのに『ママのこと理解せずに』と息子に言われると思いっきり動揺するところ。
「夜のボート」での「悪夢」でのよれよれの姿。
経年変化もそうですが、歌以外のところ、マイク入っていないところも細かに演じられていて、目が離せません。
今度こそ、これで芳雄トート、涼風ゾフィはラスト。
残りの2回、大切に見ます。

花總まり 井上芳雄 田代万里生 古川雄大 涼風真世 山崎育三郎 大河原爽介(敬称略)
これで少年ルドルフはコンプリートだ!とキャスト表をみて小躍りしました。
歌も丁寧に歌うし、なんといっても可愛く、ひ弱さ抜群。意外に振り付け、動きはしっかりしている印象でした。
2階 1列 サブセンター
今回の目的は、芳雄トートの記憶上書き保存、記憶強化のため、でした。
しっかり、記憶に焼き付けた、つもり。
黄泉の世界の入り口から、ベッド上に、シシィを横たえたあと、シシィの手を持って操作するんではなく、後ろ向きに離れて行きながら、離れた場所から、手先で操って、生き帰らせている手の動き。
待って!って呼びかける声に立ち止まって半歩くらい近寄ろうとしているとこ。
結婚式の登場は2階のため、歩いていくところは見えませんでしたが、その時間、久しぶりに、結婚式の白い布での演出をみることが出来ました。
最後のダンス、1か所、ここ、音を上げてたっけ?と歌い方が変わっているところがありましたが、それもロックっぽくて、かっこよかったです。声量がすさまじいので、歌だけで、シシィが怖がるのわかります。
闇が広がる(リプライズ)、短い曲なんだけれど、芳雄トートの歌だと、しっかり闇が広がって、このときに呪いかけてそうです。「子供の命を奪った」と言われても、冷笑を浮かべている感じも怖い。
カフェのシーンを含め、芳雄トートは、台詞の際に、声を変えないので、そこがとてもしっくりします。
「エリザベート泣かないで」のところは、歌い始めの歌は、とっても優しげなのに、押し倒している最中から声が変わっていくところが、顔を使い分けている感じ。ろうそくの消し方も2人とも違って、個性に合っていると思います。もって消すのも紳士的で良い。
「私が踊る時」この歌も、トートとシシィが対等に張り合って歌っていただけると、
『歩いてゆけるわ ひとりでも愛し始めたの』+『お前には俺が必要なんだ もうすぐに憎みだす』人生を~が盛り上がるので、耳が幸せです。私、この歌が結構好きなのです。
少年ルドルフに出会うところ、猫を殺したのリアクション、子供は「びっくりしてあげる」のも喜びそうだと、毎度思います。
体操室のドクトル、普通に台詞言ってる芳雄トートは「待っていた」の「ま」の言い方一音に、喜びが満ち溢れているのがわかりやすくていい、と思います。めちゃくちゃ喜んでいるのが分かる。
「闇が広がる」、抱き合って、客席側ニヤリが悪そう。歌の最中も脅したり、すかしたり、心を意のままに操っている感じを受けます。今日は、初日より、古川ルドルフの声がとても良かったので、聴きごたえがあって良かったです。
マイヤーリンク、いつもルドルフたちなのですが、芳雄さんみるのが最後なので、トートたちのダンスをみていました。ここも毎回目が何個かあるといいなあと、思います。去年は、キスしたあと、数秒おでこゴッチンしていたような気がしましたが、今年はあっさり、ぽいっと後ろ向いていったような感じ、クール。
ルドルフの墓場、去年は、最後、床に大の字だったけれど、こちらもクールにプイッとしている、こっちのほうがいいです。
「悪夢」、ここは、トートより最近、断然、フランツ派なので、あまり目を配れませんでした。
「愛のテーマ」、シシィが息絶えたあとの、表情が、何とも言えず、切なくて、「生きたお前にあいされたい」っていう気持ち、あの暗転までの数秒だけれど、観られて良かったです。
去年は、熱いというか、ちょっと人間らしいという、壁ドン、杖で体なぞる、大の字で寝転がるといろいろトートが目立っていたような気がしますが、今年は、割とクール目だった芳雄さんのトート。「エリザベート」が主役なんだ、とわかりやすい、作りになっているように感じます。
今回、芳雄トート、花總シシィと観られて、その思いを一層強くしました。花總さんはちゃんとシシィの人生を生きてそう。歌以外の音声も表情も、しっかり作られて身についているように思いました。今回、おかげで、物語にすっと入ることが出来ました。
だからこそ、「エリザベート」は主役級の存在感の人でないと物語が破綻してしまうのだと思います。だから…キャスティングは慎重にお願いいたします。
ルキーニも去年に比べるとストーリーテラーに徹しているなあ、と思います。
ゾフィの涼風さん、旅立つとき、分かりやすく咳したりしていますが、あのわかりやすさが、いまや、結構はまっています。結婚式や、たくらみの際などに、プンっとむくれる表情もかわいらしいし。でも、ゾフィの最期、「男」ではなくて、「母」だったんだな、と思わせてくれる涼風さんの演技、しっかり目に焼き付けました。
ルドルフは、姓を名乗るときに、結構、強気に開き直って「ハプスブルク」と言い、蟄居を命じられるまで、かなり、イライラ、やるせない感じでいてからの強めの絶叫系「父上!」でした。
それに対し、「ママ~」っていうすがる感じがコントラストはっきりで、「父上!」って叫ぶバージョンの気持ちもすっとなじみました。
父はライバルで、気弱なところをみせないでいるんだよね、きっと。でもママには弱みを見せる。それなのに、見捨てられるから、死んじゃうんだ…
古川君は相変わらず美しかったけれど、力強いルドルフで、声も初日よりもずっと良く、むしろいままで観た中で一番良かったかも、と思いました。
フランツは今回も絶好調。切なくてキュンキュンします。
お見合いに行きます、っていうゾフィに何か言いかけようとして、でも母振り向くと、笑顔で答えているとこ。
「あなたがそばにいれば」の『シシィ、いやエリザベート』、の名前の呼称により、言い方がシシィの方が少し優しげに言っているとこ
結婚式のシーンから、「最後のダンス」の直前、ダンスしている最中に肩を押さえて、後ろに下がっていくところ、
「私だけに」の直前に、寝室から出ていく歩き方が去年はいつものキリット歩くだけだったけれど、今年も姿勢がいいけれど、それだけではなくて、少し悲しげな感じ。
「私が踊る時」の直前にシシィが少し、お手振りの最中に様子が変なのを「大丈夫?」というように声を掛ける姿、
息子と対立して、最初は威厳があるのに『ママのこと理解せずに』と息子に言われると思いっきり動揺するところ。
「夜のボート」での「悪夢」でのよれよれの姿。
経年変化もそうですが、歌以外のところ、マイク入っていないところも細かに演じられていて、目が離せません。
今度こそ、これで芳雄トート、涼風ゾフィはラスト。
残りの2回、大切に見ます。