いつものように部活を終えてチャリで家に帰っていく。

高校2年1月の中旬、冷たい夜風が身にしみる。

いつものようにコンビニでMAXコーヒーを買って片手を暖めながらこぐ。


水戸市から茨城町に入るあたり。

ヴァーブのこの歌がイヤホンから流れてきた。


別にこの歌の歌詞が響いたわけじゃない。というかわからない。

音が格段によかったわけでもない。


まったく理由はわからないけど、そのとき目に涙を浮かべていた。



そしていまそのときの気持ちを思い返してみてもわからない。

きっとこれからもわからないままだろう。





アレキパからリマに向かうバスに乗り込んだ。


これがこの旅での最後のバス移動になるのか。



そう思うと、なんとなくこの歌をサーチしていた。




時間は夕暮れ。

自分の左手を流れる景色を見ながら音に聴き入る。

あのときの気持ちがわかるんじゃないかと期待しながら。




今回は涙は流れなかった。


というよりは隣の人に見られるのがいやだったから

我慢したのかもしれない。


「あら、この中国人なんか泣いてるわwww」

と言われるのがいやで。



かわりに今までの道が思いだされた。



いままでどれだけの人に生かされてきたろうか。

そしてそんな人たちを自分は生かしてあげられたろうか。


もらったものを少しでも返してあげられたろうか。

それどころか他人を殺しながらここまで来たんじゃないだろうか。



旅で出会った人たちはもちろん、この21年と11ヶ月の間に出会った人たちに

いい刺激を受けながらここまで成長した自分は

とても「Lucky Man」なんじゃないかとホントに思う。



もしかしたら高2のときもそんなことを感じたのかもしれない。

わからないけど。





みなさん、ありがとうございます。








ペルー時間の明日深夜、日本に向かって出発します


無事に着きたい。それだけ願う。





ほんじゃ