不妊脳

 

 

 

卵子が消えてしまった。

 

採卵しても1個採れるかどうか。

採れても受精すら難しい。

 

こうなると底なしのネガティブ沼汗

 

私は妊娠できない体だ。

夫に申し訳ない。

でも、夫には子どものいる人生を歩んでほしい。

私と離婚して若い女性と再婚してほしい。

そうすればきっと夫の夢は叶う。

 

そう思った直後、義父母への恨みがこみ上げてくる。

そして夫への怒り。

私が苦しんでいるのを知っているのに、夫は義父母に何も言えない。

何故こんな人と結婚してしまったんだろう。

人生をやり直したい。

子どもを諦めたくない。

 

ネガティブと怒りと恨みが脳みそをグルグル回る。

この時の私は闇、闇、闇。

 

自分で心の整理ができなくなり、私は親友に助けを求めた。

 

親友はオーストラリア人の女性。

私が思いつかないような視点で物事を分析する人。

いつも冷静で、同情とか共感ではなく事例を示してくれるから話をしていてとても面白い。

 

 

彼女は私に脳科学の話をしてくれた。

 

脳からの命令で体はどんな風にでも変わることができる。

 

例えば

 

会社に行きたくない。脳はこの願いを叶えようとする。

体調が悪ければ休める。脳が体に命令を出す。

熱が出る。お腹が痛くなる。会社を休めた。脳は満足する。

 

つまり、あなたの脳は「妊娠しない」という命令を出し続けているのかもしれない。

それは妊娠して人生が変わることを脳が恐怖だと感じている可能性がある。

 

脳をだませば状況が変わる。

妊娠して子どもが生まれて、家族で暮らす生活がとても幸せだと強くイメージして、脳がその生活を望むように仕向けること。

 

脳が望めば体に「妊娠する」と命令するようになるだろう。

 

 

 

なるほど。面白い。

確かに私は長く不妊治療を続けながら、自分が妊娠できるとは全く思っていない。

 

よし、脳をだましてみよう。

 

 

その前に、まずは心を整えたい。

松康泉を飲むことにした。

 

 

松康泉には抗ストレス作用がある。

うつ、パニック、不眠などに効果があるという。

 

気休めでもいい。これを飲んでみよう。

そして少しずつ、子どもと暮らす幸せな生活をイメージしてみよう。

 

 

しかし、

長年、不妊の私は妊娠した自分の姿や子どものいる生活を思い浮かべることができない。

街ですれ違う子どもからも目をそらしてしまう。

 

これが不妊脳か・・・。

 

 

続く

 

 

 

 

 

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