更年期に注意すべき 手の不調 についての情報をシェアします。
閉経が近づくと、手の不調が現れることがあります。
これらの症状はよく理解し、早めの対処が大切です。
更年期に多い「手の不調」には要注意
女性の閉経期には、手のこわばりなどの不快な症状がよく見られます。
これらの症状は、女性ホルモンの減少に関連しています。
女性ホルモンの減少により、関節のスムーズな動きを助ける滑膜が腫れて炎症を起こし、手の運動が制限されることがあります。
また、骨同士の摩擦や変形により、骨棘と呼ばれる突起物ができ、神経を刺激して痛みの原因となることもあります。
これらの症状は放置すると、関節の変形につながる可能性もあるため、対策が必要です。
専門医によれば、エクオールのサプリメントの服用が効果的な対策の一つとされています。
早めの対処が大切
これらの手のトラブルはしばしばリウマチと誤解されることがありますが、原因は女性ホルモンの減少に関連しています。
産婦人科での治療は難しいため、不快な症状を感じた場合は、早めに整形外科を受診することをおすすめします。
更年期に起こりやすい6つの手のトラブル
更年期には、手のさまざまな箇所で問題が発生する可能性があります。
以下は、更年期に起こりやすい手のトラブルの6つです。
バネ指
手を頻繁に使う人によく見られ、指の腱鞘炎の一形態です。指を曲げたり伸ばしたりすると、指がバネのように跳ね上がり、指の動きが制限されます。
ヘバーデン結節
親指以外の第一関節に腫れや痛みが現れ、結節(コブ)ができる疾患で、指の変形や物の掴みにくさなどの問題が発生します。
ブシャール結節
指の第二関節に現れる痛み、コブ、変形が特徴で、ヘバーデン結節と似た症状を示すことがあります。
手根管症候群
手首の内側の手根管で炎症が起きる疾患で、親指から薬指にかけてしびれ、痛み、違和感が現れることがあります。これらの症状は夜中から早朝に強く出ることが特徴です。
母指CM関節症
親指のつけ根にあるCM関節が腫れたり痛んだりする疾患で、親指を使う動作で痛みが出ることがあります。
ドケルバン病
手首の腱鞘炎の一形態で、親指側に痛み、腫れ、熱っぽさが現れることがあります。特にパソコンやスマートフォンを頻繁に使用する人に多いです。
男性も要注意!
これらの疾患は、女性特有の病気ではありません。
一般的に男性や女性、あらゆる年齢層の人に影響を及ぼす可能性があります。
ただし、一部の疾患は女性によく見られることがあり、特に更年期に関連する手の不調の症状として言及されることがあります。
要因やリスクは個人によって異なりますが、これらの手の疾患は性別に関係なく発症する可能性があるため、男性も注意が必要です。
事実、昨年、私は左中指が「バネ指」になり、整形外科で20分程度の手術をしました。
症状が現れた場合、医師の診察と適切な治療を早めに受けることが大切だと思います。
自己ケアや医師のアドバイスを受けながら、手の不調に対処していきましょう。