楽しみにしていた水谷豊さんが主演を務め、寺脇康文さんが共演するテレビ朝日系ドラマ『相棒 season22』が10月18日にスタートしましたね!
2000年にスペシャルドラマとして誕生して以来、20年以上にわたり、多くのファンに支持されてきた「相棒」。
前作の『相棒 season21』では、杉下右京(水谷豊)と初代相棒である亀山薫(寺脇康文)が、14年ぶりにコンビを再結成しました。
寺脇さんは、新作『season22』にも続けて出演し、右京・亀山コンビが難事件に立ち向かうことに。
〈引用元〉 テレビ朝日(相棒)
『season21』では、最初は別々に捜査を進める場面もありましたが、2人が協力すると息がぴったりと合うのですよね。
喧嘩腰になる亀山を右京が叱り、右京が事件を解決し、厳しく犯人に接する間に、亀山がフォローする一幕もあり、長年のファンには懐かしい「相棒」の雰囲気が感じられます。
また、軽快な掛け合いも健在で、ずんぐりむっくりの怪しい男を追いかける場面や、逃げた犯人と転んだ女性の出来事に対する会話も楽しまれています。
さらに、『season21』では亀山と伊丹(川原和久)との独自のやりとりも復活し、軽口を叩き合うこともありますが、事件が起きると情報を共有し、伊丹が右京の「臨時相棒」として協力し、熱心に事件を解決しようとする姿勢が描かれています。
仕事に真摯に向き合う彼らの情熱的な姿勢も、本作の魅力の一部です。
『season21』では、亀山の帰還に伴い、過去の相棒である神戸尊(及川光博)や、鑑識課員だった米沢守(六角精児)など、懐かしいメンバーも登場しました。
新作でも同様に、初回拡大スペシャルとして浅利陽介が演じる青木年男が登場します。
青木は『season14』から登場し、『season15』からはサイバーセキュリティ対策本部の特別捜査官としてレギュラーとなりました。『season17』では特命係に一時期所属し、『season20』では冠城亘(反町隆史)の相棒であったが、特命係を離れて内閣情報調査室に移りました。
亀山と青木は直接対面するのは初めてで、今後の彼らの交流に注目が集まります。
『相棒』シリーズは毎回、現代の社会問題を取り上げたストーリーで、多くのことを考えさせられます。
新作でも複雑な事件が展開され、右京と亀山のコンビがそれを解決し、人々と接する姿勢が描かれます。
このシリーズを楽しみにしているファンにとって、新たなエピソードを楽しみに待つことができるでしょう。
ドラマ作りを通して示して欲しいこと
私が気になっているのは、篠原ゆき子さん演じる出雲麗音の扱いです。
確かに、「相棒」の中心は右京・亀山コンビです。
しかし、その脇役たる捜査一課の3人中、出雲麗音の扱いが軽い。
番組中、彼女のせりふは少なく、また、他の二人からの扱いもひどくぞんざい。
麗音は、彼らの使いっ走り程度の仕事しかしていません。
ちょっと前に出ようとすれば、すぐに怒られる。
ネットでは、彼女に関して出雲麗音役として否定的な意見もあるようですね。
〈引用元〉 ザ・テレビジョン
しかし、彼女は第28回高崎映画祭最優秀新進女優賞を受賞するなどの実力ある女優。
私は、「相棒」における出雲麗音の重みをもう少し付け、彼女の出番、せりふを増やすことで、
女優篠原ゆき子の味が引き出されると思っています。
「日本は、女性の能力を引き出し、活かせていない。単なる作業だけに縛っていては、世界に立ち遅れてしまう」という国際社会の意見があります。
まさに、「相棒」における出雲麗音の扱いそのもの。
実際の警察内部も同じ状況かもしれません。
しかし、メディアは番組作りを通して主張していくものではありませんか。
これからの日本社会が進むべき方向。
女性がもつ能力をいかに引き出し、活かせる社会を目指すのか。
それを、出雲麗音の姿、活躍を通して提案していく。
色々意見はあるでしょうが、これが私の率直な考えです。