7月28日に山形県米沢市で部活動を終えて帰宅途中だった女子中学生(13)が国道脇の歩道で倒れているのが見つかり、病院に搬送された後、死亡しました。

 

 

この日の米沢市の最高気温は35.5度で、熱中症だったとみられています。

 

女子中学生は市立第三中学校に通っており、部活動は午前8時10分ごろから始まり、当初は11時までの予定でしたが、顧問の教員が暑さを考慮して約1時間短くして9時55分ごろに終了しました。

 

女子中学生は10時半ごろ自転車で下校しましたが、11時5分ごろに自転車の横で倒れているのが通行人に発見されました

 

学校側は市のガイドラインに定められた部活動の実施などの目安となる「暑さ指数」の測定をしておらず、市教育委員会は市内の小中学校にガイドラインを徹底するよう指示しました。

 

 

  学校や市教委の対応

 

女子中学生が通っていた市立第三中学校では、30日に臨時の保護者会と全校集会が開かれ、女子中学生が亡くなった経緯や今後の対応策が説明されました。

 

保護者会には約130人が集まり、伊田吉春校長が涙ながらに説明しました。

 

8月2日まで部活動を原則として自粛することや、今後より一層生徒の健康観察を徹底することなどが伝えられました。

 

市教育委員会の土屋宏教育長は30日、記者会見を開き、「命を守ることができず、大変申し訳ない」と陳謝しました。

 

熱中症と死亡との関係については「診断書を確認できていない」としたが、熱中症の危険度を示す「暑さ指数」を28日の部活動前後に測定していなかったことや、部活動場所に水道設備がなかったことなどを認めました

 

 

  熱中症の危険性と予防法

 

今年の7月には山形県米沢市だけでなく、大阪府堺市や愛知県豊田市でも、部活動中や帰宅途中の中学生が熱中症で死亡したという報道がありました

 

 

これらの事故は、気温が高くなる夏場に発生しやすいと考えられます。

 

熱中症は、体温調節がうまくできなくなって、体内の水分や塩分が不足することで起こります。

 

重症化すると、意識障害やショック、臓器障害などを引き起こし、命に関わることもあります。

 

熱中症は予防できる病気です。

 

暑い日や運動後は水分補給や休憩をしっかりとることが大切です。体調不良を感じたら無理をせずに医療機関に相談しましょう。

 

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